2009-04-23

Phra Ram 9 駅界隈

 ホテルの最寄り駅は地下鉄のPhra Ram 9駅だが、その北西一帯を歩いてみた。
 11時を過ぎてからホテルを出たので外はドピーカンの真夏の中へだ。
 Ratchadaphisek通りから中国大使館横手前のSoi Sutthi Pornを西に入る。木陰のテーブル(と言っても涼しいわけでないが)で女性グループがランチ中。何を食べているのか訊いて同じモノを注文した。
 親切に麺のことを教えてくれたNuchさん。
 「Koey-Teqw-Kai-Toon (Noodle with Chicken)」の麺は中華風。スープの味は知っているタイ料理の味とは少し違うようだがこれが日常の味なのかも知れない。35BT。
 Centric Ratchada Hotel前のSoi Yu Charoenに戻って来て、開けっ放しで創業している小さな印刷工場を見つけた。刷り出しのようなものを自慢そうに見せてくれたので、ついでに中も撮影させてもらった。
 薄暗い野菜市場の奧にフードコートを見つけた。カメラを構えているこちらに向かって嬌声を上げている女性が一人。
 近づくと写真を撮ってくれと言うことらしい。カメラを向けるともう一人も一緒にと並んでくれた。このフードコートが職場らしい。
 薄暗い店の奥からロックミュージックの低音がズーンズーン漏れてくる。何をしている店なんだろうと近づいてみた。
 入れ墨姿のお兄さんが黒い布を大きな板に張り付けている。小さな縫製工場らしい。
 黒い布が張り付けられた板は布を同じ寸法に切るため工具のようだ。
 このお兄さんに冗談交じりの身振りで「くわえタバコで仕事はまずいんじゃないの?」と伝えるとはにかみながら慌ててタバコをもみ消して仕事を続けていた。
 奧では若い女性が盛んにミシンを動かしている。この小さな工場の中は黒い布しかない。
 訊くとズボンを縫っているのだというが、公務員のユニホームだろうか?
 今日出会った人達、最初は誰もこちらをウロンな目で見るが話しかけると仕事中の人達もはにかみながら丁寧に受け答えしてくれた。
 観光地よりも日常生活がある街中に入った方が面白いと感じた一日にだった。