2010-02-28

Malt Rally の結果

 昨年暮れにクリアーしたMalt Rally。先日野口さん、岡崎さんの写真を撮りにBlossomに行ったときにMalt Rallyをクリアーした時の景品が届いていた。
 『これ何だ?』
 『携帯用の魔法瓶!』
 胴体はウイスキーの樽材として使われていた樹齢100年以上というオーク材の削り出し。ウイスキー「山崎」のロゴも見て取れる。クロームメッキのキャップと底部がアクセントになっていて、手にすると大きさの割には重量感がある。
 クロームメッキのキャップを撮ると朱色をした顔が出てくる。そう、特注の認め印だ。お洒落な小物が一つ増えた。

2010-02-27

オーケストラ

 シャドウボックス作家・野崎さんの新作『オーケストラ』。フレームに仕込まれたLEDライトが中央のギャルソンを照らし、作品の立体化に効果を上げている。
 今までにLEDライトを仕込んだシャドウボックスというのを他でも見たことがないので、多分この作品が最初の作品になるのだろう。シャドウボックスの表現の幅を広げた一作だ。

2010-02-26

さらば Blossom!

 職場にいる二人を撮影したくて開店前のBlossomに入れてもらった。明日は来られないのでBlossomで二人に会うのは今日が最後になる。
 その二人とは野口さんと岡崎さん。落ち着き先が決まったら知らせてください。お二人がどんな風に変わるのか、変わって行くのか見に行きます。
 長い間美味しいお酒をありがとうございました、新天地でのさらなる活躍をお祈りします。

2010-02-25

デジタルフォントの原字展

 パソコンで意識することなく利用されている文字(フォント)の原字が『デジタルフォントの原字展』としてまとめて展示されることになった。会期は今年の6月7日(月)から6月19日(土)まで、会場は「人形町ヴィジョンズ(VISION'S)」。この原字展はまとまったものとしては本邦初になるのではないだろうか。
 展示される原字はイワタカタオカデザインワークス、佐藤タイポグラフィ研究所、字游工房ダイナコムウエアの各社から提供される。
 原字展の主催者となる阿佐ヶ谷美術専門学校に原字を提供する各社と学校の関係者が集まり最初の打合せが行われた。その中で、各社の貴重な原字をどうすれば痛めずに展示することができるのか、その方法を探る議論が重ねられた。
 打合せの後は「北彩亭」に席を移して旧交を温める。
 今回の原字展の企画を立てた小宮山さんを囲む小林さん、向井さん、鳥海さん、片岡さん、日下さんの面々。小宮山さん、鳥海さん、日下さんとご一緒するのは2007年2月にソウルで開催された『韓日タイポグラフィー・フォーラム』以来になる。

2010-02-21

 関宿や栗橋に行くときのコース、松戸野田線(流山街道)を下町交差点で左折して越谷野田線に入る。直ぐ右側に薪を山と積んだ古い家がある。この前を通る度にこの山積みの薪が気になっていた。
 大利根滑空場の帰りにバイクを止めてみた。屋根の上を見ても煙突が見当たらないので銭湯ではなさそうだ。それに束ねられた薪が同じ長さ・大きさだ。軒先の白い看板に『この薪はイタリアンレストラン コメ・スタで使用されております。』とあった。
 2階に掲げられた赤い札にはミツウロコのマークに豆炭の文字、ここはかつて炭屋だったようだ。

フォーメーション・ソアリング

 大利根滑空場に行ってみると懸案だったもう一つのフォーメーション・ソアリングが行われるところだった。
 この日フォーメーションを組むのは学生航空連盟が所有・運用しているJA2233 "Ka8B"とJA2234 "Ka6E"。一つの飛行クラブが所有する機体の登録番号が連番というのは非常に珍しいことだ。
 奈良教官が乗り込んで先行するJA2233 "Ka8B"。
 Ka8Bを追うように離陸するKa6Eには久野教官が乗っている。
 赤と白の機体が二つ、見事なフォーメーションを組んで青い空に浮かんで絵になる。動画はこちら
 機体の性能が異なるKa8BとKa6Eだが、翼を連ねてのランディングも見事に決まる。動画はこちら
 陽射しは大分暖かくなってきたが時折ランウエイに吹く風は未だ冷たい。訓練生は寸暇を惜しむようにウインチに曳かれて青空に吸い込まれていく。

2010-02-20

花の宴

 開店以来のスタッフで現店長の野口さんとチーフの岡崎さんが今月いっぱいでBlossomを去ることになった。野口さんの快挙「オルタンシア」は昨年のことだ。岡崎さんが「トゥーランドット」でグランプリを受賞したのは2006年だった。お二人にはずいぶんお世話になった。
 八重洲の「炭火焼きホルモン ぐぅ」で「花の宴」と称してBlossomの常連有志18人が二人を囲んで集まった。この店、ユッケも厚く切られたハラミもタンもカルビも美味しいのだが看板に謳うホルモンは別格だ。大きな声の元気印店長はじめスタッフの皆さんもテキパキとした対応で気持ちがいい。
 酒は口にする機会が少ないマッコリで終始する。ボトルのラベルにはイードン・マッコリとある。TVにコマーシャルが流れているやつだ。ソウルで飲むマッコリは微発泡性のサワサワしたマッコリだがこれは無発泡だった。
 飲み足りない面々がマイケルくんの店、赤坂の「えん」に移動して二次会と相成った。マイケルくんが予め椅子を外に出して新記録の収容人数20名を達成したようだ。
 勝手知ったる「えん」のカウンター内に入り込んだ岡崎さん、Sさん、野崎さん。

2010-02-19

 「い志ばし」を出て甚兵衛大橋たもとにある小さな梅林公園を覗いてみた。
 昨年は1週間ほど早い時期に来ているが今年はその時より花の開きが遅いようだ。三分咲きの白梅が数本あるだけで紅梅は未だ蕾のままだった。

い志ばし

 そろそろ2時、昼時は何時行っても席が空くのを待つ人が多くその度にパスしている「い志ばし」も空いてくる頃だ。
 メタル・アート・ミュージアムを出て甚兵衛大橋を渡り、近頃素通りが多い「水産センター」の前を通って「い志ばし」に。裏手に回りバイクを止めると、調理場のガラス戸が開いて『表から入ってネ。』と声をかけてくれた。この時間になるとさすがに空席待ちをする人は希なようだ。
 店内のTVがVancouver Olympic Gamesのフィギュアスケート高橋大輔選手のフリー演技を実況放送していた。TV放送を横目で見ながらパクついたのは「上うな重」。1,575円。相席になった老夫婦が『うなぎの匂いがするねぇ。』『外国の人はコンパスが長いから特だね。』と何ともかみ合わない会話を交わしながら同様に上うな重を楽しんでいた。
 高橋大輔選手の成績は銅メダルだった。

装う神さま 本山ひろこ展

 メタル・アート・ミュージアムの重い鉄のドアを押して中に入ると黒い子豚達の出迎えを受けた。開催されている企画展「装う神さま 本山ひろこ展」は3月14日(日)まで。
 出迎えてくれた可愛い子豚も作品の一部で、豚は作家のテーマになっているのだと北詰館長が教えてくれた。
 2階に上ると天井を一面に覆う雲の下で、大きな巣に掛かった獲物を窺うかのような蜘蛛にギクリ。なるほど「雲と蜘蛛」か。
 2階展示会場の天井から吹き抜けになっている1階の天井までを覆う雲はなかなかの力作。1階受付の前と太鼓橋の辺りは雲越しの柔らかい光に包まれた心地よい空間になっている。
 談話室に入ってもう一度土ギクリ。テーブルから何か得体の知れない形状をした者が覗いている。
 『それも作品ですよ。』と笑顔の北詰館長。近づくと「アメフラシ」のプレートがあった。ウミウシともいうようだ。
 お茶を頂くときに座っているベンチに座布団を敷いて収まり、テーブルに頬杖をついているかのようなユーモラスなアメフラシに他の作品よりも親近感を覚えるのは、ベンチとテーブルを共有しているからだろうか。
 屋外展示場では凧揚げをする蛸が一匹。今度は「蛸と凧」だ。
 談話室に戻ろうとして屋根の上で空を仰いでいる5匹の猿に気付く。彼らの視線の先は成田空港を飛び立った旅客機の通り道になっている一角のようだ。
 頻繁に通りかかる旅客機を見つめているのかも知れない。

2010-02-18

雪空

 昨夜、恵比寿で開かれたFisherさんを囲んでの会合の帰り道、街灯の中でチラチラしているのを見たが自宅前の今朝の様子はこんな状態。
 今日は日帰りで温泉に行きたいと言っていたがFisherさん、どうする?

2010-02-13

ゴールデン街 「先斗町」

 ライブ終了後はこれも恒例の出演者を囲む会が、昨年までの会場だった「赤花」は残念ながら閉店してしまったので、今年は演奏会場となったゴールデン外劇場の並びにある「先斗町」で開かれた。
 カウンター内には各地の小劇場で開かれる(た)催し物のプログラムがビッシリ貼られている。
 金ちゃん・銀ちゃんを囲んで、飲むほどに辛口の批評が飛び出す安部兄弟のサポーター達。中にはわざわざ京都から駆けつけた熱心なファンも三名ほど。今年の銀ちゃんの全国大会の結果を期待しよう。

早春の嵐

 この季節の恒例となりつつある津軽三味線 阿部金三郎・銀三郎兄弟の新宿ゴールデン街劇場公演。今年で5回目になるライブ公演のタイトルは「早春の嵐」。空から白いモノがチラホラ落ちてくる寒い夕刻の開演となった。(第一回目のゴールデン街劇場公演の様子はこちら。)
 銀三郎くんの「おはら節」に昨年のライブ公演ではトランペットを披露した阿部銅三郎くんが太鼓で競演。開演一曲目の金三郎くんのソ「ソーラン節」には未だ及ばないナと聴いたが以前よりも声が伸びるようになっている。
 準優勝が連続5回続いている銀三郎くんの津軽三味線全国大会(於:4月4日/日比谷公会堂)。今年こそ優勝をと願う金三郎くん。
 「じょんがら」バトルで銀三郎くんの士気を鼓舞する金三郎くん。このバトルで会場は一気に熱くなる。

2010-02-08

紀尾井ホール

 "My Dear Pianists" リリースと南里文雄賞受賞を記念して開かれたベーシスト・鈴木良雄(チンさん)の演奏会が紀尾井ホールで開かれた。ホール入り口は大勢の熱い鈴木良雄ファンが開場を待っていた。
 初めて入った紀尾井ホールはいかにもクラシック音楽演奏会場然とした佇まい。もちろん見た目も響きもキレイなホールだ。
 ライブコンサートのタイトルは"Bass x Piano ~美しい自然は美しい調和を生む~"。四人のピアニストが交代でベーシスト・鈴木良雄とDuoを組むライブステージは異色だろう。
 チンさんが用意してくれた席は1階9列18番。同好の士はグッチさんとヤスダさん。
 ステージのオープニングはチンさんの曲の殆どの編曲を担当しているというピアニスト・野力奏一と鈴木良雄のユニット。演奏曲目は以下の通り。
 1.Fairy Dance(作曲:鈴木良雄)
 2.My Dear Friends(作曲:鈴木良雄)
 3.Tancho(作曲:鈴木良雄)
 4.Winter Daybreak(作曲:鈴木良雄)
 二つ目のユニットはピアノが山本剛に交代。Erroll Garnerばりの流麗なピアノタッチは、彼のアルバム「ミスティ」の大ヒットを納得させてくれる。演奏曲目は次の4曲。
 1.Game Boy(作曲:鈴木良雄)
 2.Kiss On The Wind(作曲:鈴木良雄)
 3.The Moment(作曲:鈴木良雄)
 4.The Girl From Ipanema(作曲:Antonio Carlos Jobim)
 休憩を挟んで後半最初のユニットはイサオ ササキのピアノ。韓国では知られたジャズピアニストでテレビドラマの主題曲が大ブレイクしているとはチンさんの紹介。
 4曲目に演奏されたのがその主題曲で、叙情的なピアノタッチはWindham HillのGeorge Winstonを彷彿とさせる。演奏された曲目は次の4曲。
 1.Kesaran Pasaran(作曲:イサオ ササキ)
 2.Some Other Time(作曲:Leonard Bernstein)
 3.For You(作曲:鈴木良雄)
 4.Sky Walker(作曲:イサオ ササキ)
 最後のステージは穐吉敏子のピアノ。ステージに現れた彼女はとても80を越えたお歳とは思えない若々しい足取りでチンさんに近づき握手。シャープでスケールの大きなピアノにチンさんのベース。どちらがどちらをサポートするというでもない楽しいDuoだった。演奏曲目は次の4曲。
 1.Long Yellow Road(作曲:穐吉敏子)
 2.Wings(作曲:鈴木俊雄)
 3.I know who loves you(作曲:穐吉敏子)
 4.Hope(作曲:穐吉敏子)
 ステージ上の一台のピアノが奏者が変わる度に異なる表情を見せる。もちろん、チンさんもライブハウスでの演奏とは違った大真面目な一面を見せてくれた。
 いずれにしても豪華で楽しいライブコンサートだった。

2010-02-07

霞ヶ浦 「歩崎」

 板東を出て未だ収まる気配のない強い風の中、「水郷筑波国定公園歩崎園地」まで足を伸ばす。
 今はきれいに舗装された霞ヶ浦西岸の土手を走る。左手は今は水面しか見えない蓮畑が続く。
 「歩崎園地」の駐車場はほぼ満車。園地の売店「かすみがうら市生産物直売所」でシジミの佃煮を買い、顔見知りの店員姐さんに勧められるままにストーブで体を温め出してくれた熱いお茶をいただく。
 『駐車場は一杯だけど店に入ってくる客はないよ。みんなお金を使わないからね~。』とあきらめ顔の店員姐さんがポツリ。
 写真は歩崎園地。中央が「かすみがうら市生産物直売所」、右端の尖り屋根は水族館。
 この辺りで冬に吹く風を筑波颪(筑波おろし)と呼ぶが、筑波山を越えて吹いてくる北西の季節風は特に冷たく強い。中学2年生の丸一年を歩崎園地の近くで過ごしたがその頃の冬は霞ヶ浦の水面が氷ったのを覚えている。
 歩崎園地からの帰り道、土浦市に近づくほどに霞ヶ浦の奧に冷たい風を送り込んでくる筑波山が恨めしい。

うなぎ板東

 自宅前の駐車場を出るときから強くて冷たい北西の風を受けながら水戸街道を北上。バイパスの跨線橋や橋の上、開けた所では寒風に煽られてバイクが隣の車線に流されそうになる。行きも帰りも走りにくく、余計な緊張が伴うツーリングだった。
 水戸街道を牛久駅西出口交差点で西に折れ最初の信号を左折、左側二軒目が今日の最初の目的地「うなぎ阪東(牛久市刈谷町2-188-4/電話:029- 872- 7258)」。辺りは静かな住宅街だった。
 時計は11時を廻ったばかり。早すぎたなぁと思いながら店の入り口を見ると暖簾が下がっている。重いガラス戸を開けると『いらっしゃい!』の声。
 開店直後のようで店主はカウンターに置いた大きめのノートPCをいじっていた。
 店主のノートPCはかなり大型の東芝QOSMIOだ。用途を伺うと『趣味でいじってるだけでして…。』とぶっきらぼうな返事が返ってきた。
 座席を勧められたがブーツを脱ぐのが面倒なのでカウンターに座り、うな重(松)1,575円を注文。うな重は他に竹1,365円、梅1,050円があった。ノートPCを片付けるでもなくそそくさと厨房に入る店主、言葉遣いは丁寧だがすこぶるつきの取っつきにくさだ。
 カウンターから調理場を覗くことができ、うなぎを蒸し・焼く様子を見ることができる。
 待つこと30分。タレはわずかに醤油の香りが残っている。濃くはないがやや辛めか。うなぎはフワフワと柔らかい。何が香るのか箸を口に運ぶと、時々仄かに何かの花のような香りが鼻の奥に抜ける。悪い香りではないがうな重では初体験。キリッと粒だった炊きあがりのお米の香りだろうか? 何の香りなのか最後まで分からなかった。
 食べ終わった後の印象はおとなしい、優しい、パンチに欠けるうな重だったとも言える。
 12時が近づくと入れ替わり立ち替わり予め注文してあったと思われる蒲焼きやうな重を受け取っては出て行く客が続いた。地元の人達に愛されている店の様子がうかがえる。
 50歳代後半と思われる地元の仕事仲間らしい男四人連れが座敷席に陣取り、ビール2本、日本酒を冷やで2本(2合)注文。酒と突き出しを持った店主が客のテーブルに酒を置ながら『車の運転をする人は呑まないでくださいネ!』とキッパリ、それも二度も念を押していた。念を押された四人連れは店主に毒づくでもなくお互いに車の運転を押しつけあっていた。

2010-02-04

雪氷

 出勤途中に通る家の庭が昨夜の雪でまた白くなっていた。よく見ると雪ではなく氷になっているようだ。

2010-02-03

Indigo 7000

 PAGE 2010の会場にIndigoが帰ってきた。十数年前にOn Demand Print Business、Variable Data Printのかけ声と共にIBMの"infoPrint Color 100"と並んで当時の印刷業界の話題をさらったHP (Hewlett-Packard)の"Indigo"が"Indigo 7000 Digital Press"となって池袋サンシャインビルの同展展会場に出品されていた。
 その後いつの間にか立ち消えになってしまったOn Demand Print Businessだが、当時の仕事に直結していたこともあり懐かしさを覚えてブースに立ち寄った。
  十数年前は1億数千万円していた機械だったと記憶しているが、新しいこの機械、約7,000万円とほぼ半分の価格になっているという。
 7色の液体トナーを使うと謳っているが印刷の基本4色ではカラー原稿の再現が難しいと言うことの裏返しに聞こえる。
 イメージングドラムに加えて初期の機械にはなかった転写ブランケットや加圧ブランケットが装備された新型機は、オフセット印刷に一歩近づいた印刷方式になっているのが興味深い。

2010-02-01

 アライさん、イワサキさん、于くんと「湖南菜館」を出ると雪は止んでいるどころかますます本格的になっている(午後9時33分)。『サムイ!』。
 駅から自宅までの道も白くなり始めていた(午後11時01分)。
 国道6号線沿いの中古車販売店が照明の中に白く浮かんでいるように見える。(午後11時08分)。