2011-01-09

滑空場寒中暖有

 朝、家を出て走り始めた時はライダー・ジャケットをすり抜けていく風が肌を刺すように冷たかったが、昼食を済ませて到着した栗橋の読売大利根滑空場ランウエイは風もなく、穏やかな陽射しが背中に温い。
 既にピストからは上空を舞う訓練機との交信無線が洩れていた。
 今日が学生航空連盟の2011年の滑空初め、ピスト背後に停められた機材車のウインド・シールドには新年の挨拶が貼られていた。
 ウインチに引かれるASK13 JA2346 複座練習機。
 ランウエイは風もなく穏やかな陽射しだが、ウインチに曳航される機体が斜めになって上昇していく。バイクならバンクしながら直進するようなものか。上空はランウエイに対して強い横風があるようだ。
 ランウエイを離れるKa6E JA2234 単座機。ここで何度も紹介している学生航空連盟の訓練生がレストアしたKa8B JA2233の姉妹機で機体番号も一番違い。
 Ka8BとKa6Eが連番なのは全くの偶然で、同一の飛行クラブが連番の機体番号機を所有するのは大変に珍しいらしい。
 今日はそのKa8Bの機影がランウエイになかった。
 ウインチを待つASK13とKa6E。
 ランウエイ端の枯れススキが傾き始めた陽を受けて輝いていた。
 出番を待つ新鋭機ASW28 JA28MN。
 ランウエイの隅にH-36 Dimona JA2407がカバーを被って駐機していた。活動の本拠をこちらに移したのだろうか。
 訓練生の姿が少なかったのは連休の中日だからか。
 日が陰り始める前に学生航空連盟の皆さんに失礼してランウエイを後にした。

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