2011-04-30

ホテル周辺

 ホテルの前の交差点際に紫色の小さな花を付けた木が一本、何の木だろう。
 花の形が沈丁花に似ているが何の香りもしない。ライラックだろうか。
 ホテルの近くで細い露地を入っていったら赤煉瓦の古い住居が並んでいる一角に出た。未だ人が住んでいるようだ。
 繁華街らしい街並みが見つからないので近くの食堂で夕食にする。
 店頭で好きな料理を選んで…
 金属の皿に盛ってくれるので料金(9元)を払って、テーブルに着こうとしたら満席。店の前に置かれた戸板のようなテーブルと幼稚園の椅子のように低い腰掛けで食べた。外は寒い。

2011-04-29

二鍋頭

 タラップに出ると大連は14度と肌寒い。
 劉丹さんが自宅に夕食によんでくれた。お父さんが出してきたのは北京の銘酒「二鍋頭」。これは紅星ブランドではなく牛欄山ブランドで30年ものだ。辛い印象を持っていた二鍋頭だがさすがにこれは別格。香りも好いが舌触りが何とも滑らかで五粮液よりも呑みやすい。他に呑む人もいないので結局はお父さんと二人で空にする。
 当然ながら劉丹さんの家を辞去してホテルのベッドにどうやって入ったのかは不覚にも不明。

2011-04-24

栗橋滑空場

 ご無沙汰が続いた栗橋の滑空場まで一走り。朝から天気も良く風も温かい。
 愛車のエンジンも快調そのもの。それにしてもガソリンが1リッター148円(一部のガソリンスタンドでは152円とあった)と高くなったまま。
 ランウエイは東日本大震災で起きた液状化で砂が噴出している所があった。特にランウエイ北端はヒドイ状態で柵で仕切って立ち入り禁止になっている。グライダーの飛行は未だに許可が下りないそうだ。
 ランウエイの川側外れで初めて見た紫蘇の葉のような形をした植物が花をつけている。紫蘇の葉じゃないことは確かだが何という植物なんだろう。
 ピストの前では五島さん、峰岸さん達が何やら準備を進めていた。ゴールデンウイークに小学生の体験飛行が計画されているようだ。
 JA2407 Dimonaのコックピットでは武波さんが仕業点検をしていたが、この後すぐに離陸していった。
 モーターグライダーは飛んでも良いようだ。

整備作業

 学生航空連盟の駐機場に行ってみると、追い出しコンパ以来の久野さんが笑顔で迎えてくれた。
 場内数カ所で同時に整備作業が進められている。
 ゴールデンウイーク期間中に関宿滑空場で飛ぶことになったというJA2130 ASK13がトレーラーから引き出され、田口さんがトレーラーの中で主翼に補修を行っている。
 ウインチのワイヤー2系統の内、スチールのままだった一系統をナイロンワイヤーに交換。これで二系統とも軽くて丈夫なナイロンワイヤーになった。
 廃車になった車の横では小川さんがしゃがみ込んで工具箱と睨めっこ。
 後のパジェロには電気溶接機まで積んであった。金庫破りでもできそうな装備と腕ですね。
 どなたが転がしてきたのか派手な衣装を纏った車、走っているところを見たいものだ。
 ナンバープレートには成田とあった。

好多家

 忙しく整備を進める学生航空連盟の皆さんを後に好多家で少し早めの昼食にする。
 何かめでたい宴席があるらしく引きも切らずに予約席に集う客に、天主が玄関先で『おめでとうございます』と挨拶をしているのが奧のテーブルまで聞こえてくる。
 注文してから待つこと20分、うな重(竹)1,700円は諸般の事情で100円アップしてデザートが付いた。
 100円分のデザートは自家製ムース。 
 東日本大震災の後、予約が入っていた法事の宴席150席ほどが全てキャンセル、うなぎも思うような品が入荷せず仕入れ値も上がってしまって商売がしにくくなったと、天主が帰りがけにコボしていた。やむ無い値上だと済まなそうだった。
 修行に出していた孫も戻り息子と二人が板場に入ってサァこれからだという時の地震が堪えるとコボされた。ヒマで板場に二人も要らないと息子さんは栗橋駅前に呑み屋・昼飯屋を開業しそちらで仕事をしているそうだ。

関宿滑空場

 栗橋からの帰りに関宿も覗いてみた。こちらのランウエイは忙しそうだ。
 仕業点検中のJA2101 H-24-TH Cumulusは東北大学の学生たちによって1970年に1機だけ作られた複座の国産機。
 JA2101 Cumulusのフロント・コックピット。
 曳航離陸するJA4016 Robin(フランス製)。キャノピーが広いので僚友機を撮影するには都合が良さそうだ。
 こちらも仕業点検中のモーターグライダーJA2353 Glob G109B。
 JA2353 Glob G109Bは水平対向4気筒エンジンを搭載している。
 飛び立って行くJA2428 Glob G109BはJA2353と同型機。

2011-04-23

一保堂

 昨年暮れ(12月12日)に「一保堂」が丸の内に店を出していたことを知り、来週末に出かける大連・盤錦への土産を買いに行って来た。
 ドアを開けると重厚な天然一枚板のカウンターが目を眼を惹く。この店のシンボルだな。
 日本茶用のマイカップを始めて見た。中には雲露(煎茶)か極上ほうじ茶の、IceかHotが入るようだ。

2011-04-22

117COUPE

 地元の信用金庫前に1970年代を代表するISUZU 117COUPEが停めてあった。
 いすゞには117COUPEの前にもBellett 1600GTがあったなぁ。

2011-04-21

浅草

 赤坂小学校のクラス会に出席するといって奈良から上京した従姉のお供で浅草へ。
 東日本大震災前なら観光客でぎっしりの仲見世通りも閑散としている(午後3時頃)。
 境内で咲いていた牡丹の花を思わせる山桜。リッチ!
 東京スカイツリーを向こうに、影向堂(ようこうどう)の前で風になびく鯉のぼり。
 現存する石橋では都内最古と言われている本堂横の石橋。1618(元和4)年建造。
 歩き疲れて「あわぜんざい」で一休み。舟和の店内はシニアばかりだった。

2011-04-16

GALLERY KINGYO

 根津の細い露地を入り込んでやっと見つけたGALLERY KINGYO
 つい6日前にメタル・アート・ミュージアムでお会いした菅原隆彦さんから、ここで開催されるグループ展に小品を出展すると聞いていたが、KINGYOのオーナーとは今年の一月にやはりメタル・アート・ミュージアムで北詰館長から引き合わせて頂いていた。
 今日が初日の「クラフトとスモールアート大集合」は5月7日まで。
 数ある作品の中から印象に残った作品を二点紹介する。菅原隆彦さんの作品はこのBlogの4月10日のレポートを参照して欲しい。
 ◆泉 啓司/幽霊:
 ◆原田 和夫/KOMOREBI
 スチールの茶筒のような形をしているが、ズシリとした重量で何処にも継ぎ目がない。傍らの銘板には『お手にとって音をお楽しみください』とある。

金宣我さん・朴宣映さん

 結婚して子育て真っ最中の深谷・金さん夫妻と、日々仕事に追われているという朴さんから大久保の桜華樓で近況を聞いた。
 深谷くんには結婚披露宴であったきりだが、金さんに出会って即国際結婚を決断した好男子。八ヶ月になる真生くんはサヨナラするまでベビーカーで熟睡という親孝行ベビーだった。

2011-04-15

高田 卓 彫刻展

 早いものでもう一年半が経っていた。フロアーの狼達は初めて逢った気がしなかったが、やっぱり2009年に同じ肌合いの駝鳥や馬、狼達にお目にかかっていた。
 明日(4月16日)までの会期となってしまった「高田 卓 彫刻展」はギャラリーオカベで開催されている。
 ◆彩りを纏った獣(狼)・乾漆
 岩絵の具で玉虫色に化粧を施された狼が玉虫色の吠え声をあげている先は玉虫色の満月か?
 リアルな姿に彩色は珍しいのではないかと会場にいた作家の高田さんに伺うと、最近は彩色した彫刻が珍しくないと話しておられた。
 ◆彩りを纏った獣(烏)・乾漆
 ゴミ集積所でゴミ袋をつつくふてぶてしい烏の羽根は赤がね色。近寄って作品の表面をよく見ると鋳肌のように見えるがこれも乾漆製。
 これらの作品が何故、乾漆なのか会場で高田さんにお聞きした。乾漆でなくてもいいのかもしれないが、自分にはこれしかないので…ということらしい。
 乾漆の表面は岩絵の具での彩色がしやすく、仕上がりもマットな調子になるのも好いそうだ。

2011-04-13

クズ・シシケバブ

 3月11日の地震以降、客足が激減しているとYukselさんから電話をもらったので退社後に「スターケバブハウス」に寄ってみた。体重が増えてしまったと風邪気味のYukselさん、見えてこない福島原発事故の行く先に心を痛めていた。
 今夜はクズ・シシケバブ(KUZU SIS KEBAP)を勧めてくれた。柔らかい子羊のシシケバブだ。呑む前の腹ごしらえにはちょうど良い一皿だ。
 客が減ったもう一つの理由に、赤坂に新規に開店したトルコ料理レストランが増えていることもあるようだ。
 この後、Blossom、AVANTIを訪ねた。

2011-04-10

ハナニラ・さくら

 バイクを置いてある駐輪場の横にハナニラが咲いていた。このハナニラ、色が濃くないかな。
 昨年より一週間遅い八ヶ崎バス通りの花トンネルは今日が見頃。帰りに通りかかったら散り始めていた。

菅原 隆彦 彫刻展

 メタル・アート・ミュージアムの前は通路に沿って咲くレンギョウが真っ盛り。
 3月11日に起きた東日本大震災の被害があったのではないかと北詰館長に伺うと、展示中の三木俊博さんの作品が何点か陳列台から落下して割れたという。
 屋内の二階と屋外の展示場に展示する予定だったという三点の大きな作品は、搬入時期が震災直後だったために搬入車輌のガソリンを手当てすることができなかった、と会場に居合わせた作家の菅原さんと北詰館長がホントウに残念そうに教えてくれた。
 当初予定されていた規模を縮小しての「菅原 隆彦 彫刻展」(4月17日まで)だった。
 ◆Untitled 5 (11 x 8.5 x 3cm)
 磨き上げたムクの鋼塊にグラインダーで格子が彫り込まれている。
 会場にいた作家の菅原さんに以下の作品群の制作方法を尋ねた。
 グラインダーで等間隔にスリットを入れた角鋼棒を折り曲げながら積み重ねてガス溶接して完成させているという。
 ◆Untitled ‘2011-2 (46 x 17cm)
 ◆Vortex Form ‘2011-2 (15 x 12 x 8.5cm)
 ◆Vertex Form 102 (10 x 23 x 13cm)
 ◆Vertex Form (6 x 23 x 13cm)
 『水芭蕉が咲いてるよ』の言葉に北詰館長の後をついて行く。作品が展示されていない屋外展示場の片隅で鉢植えされた水芭蕉が白い花を付けていた。