2012-09-29

浜田 周 展 ― mind case ―

メタル・アート・ミュージアムでは「浜田 周 展 - mind case -」が開催されていた(10月14日まで)。

― an outline(鉄)―
機械を象徴する歯車で人型をなぞっている大きな作品の前に立って、ルネ・マグリットの名や天空の城ラピュタに出てきたロボット兵が浮かんできてしまった。


― restricted body(鉄・銅)―
ここには縛られた人体が床に転がっている非日常がある。人体は革のように見えたが熱処理で色を付けた銅板。


― floating case(鉄・銅)―
動き出すのではないかと思われる鋭いつま先の脚に載った輪切りにしたエイリアンの胴は機械の躯体か。


作品に作家の嗜好が色濃く現れていると見たが、機械類や自動車、箱類が好きだという作家の浜田さんは、話しかけても最小限の言葉が返ってくるだけの物静かな方だった。

花三種

台風18号がかろうじて太平洋側に逸れて行ったが、明日からは17号の影響で雨風が強くなるという。今朝の空は18号の置き土産なのか雲が厚く今にも降り出しそうだったが、帰宅するまで何とか持ちこたえてくれた。

メタル・アート・ミュージアムの入り口周辺で咲いていた花三種。萩、曼珠沙華、コスモス。

2012-09-28

新蕎麦

昼間から呑む酒は格別贅沢な気分にしてくれる。地鶏辛子付きをつつきながら冷やで呑む「山形田の酒」。素直で呑みやすい酒としっかりした歯触りの地鶏との組み合わせは人気があるようだ。


女将の作間さんがテーブルに置いていってくれた唐辛子の漬け物。かなり辛いが口の中をさっぱりさせてくれる。酒のお代わりが欲しくなるが未だ日が高いので我慢。


お目当ての新蕎麦、外一にするか十割にするか迷ったが「山形田の酒」の後ということもあり、十割蕎麦をお願いした。
最後の一本まで満足させてくれる香り・歯触り・喉ごし。
山形田の蕎麦については既にWeb上で多くの人がコメントしているのでこれ以上は言いようがない。


すっかり健康を取り戻した女将の作間さんが明るい笑顔で送り出してくれた。満足満足。

2012-09-25

固焼きそば

何十年も前になるが、注文した固焼きそばの油が古かったらしく食べた後で酷い胸焼けを起こしたことがある。以来、固焼きそばを口にしたことがない。
一週間ほど前から上海豊菜の小さなホワイトボードにメニューには無い「固焼きそば」とあるのが気になっていた。
今日は永年の禁を犯してその「固焼きそば」を注文した。
量が多い。麺は細め。かかっているアンはコショウ味がきいたさっぱり系。この味なら繰り返し頼む客がいるというのもうなずける。
大根を具にした塩味のスープも好かった。¥900。

2012-09-17

すし初

湯島切通下にある開業以来90年という寿司屋のロゴマーク。何時から使い始めたのか知らないが、どこか大正時代の匂いがする。
どうと言うことのない派手さのない普通の町のすし屋、それだけに貴重な存在だ。

浦霞禅

北の知人から嬉しい贈り物「浦霞禅」。
「浦霞」は松島に行ったときに知って数回買って帰ったことがあったが「禅」を知らなかった。
この酒は醸造元佐浦の『佐浦茂雄が1972(昭和47)年頃、京都妙心寺の僧侶と話をしていた時に、パリに売り込もうと思いついた』という逸話が同社のホームページに紹介されている。瓶のラベルや箱にある「浦霞禅」のロゴ、「布袋」の禅画の話も佐浦の律儀さが偲ばれて面白い。
未だ封を切っていないが「冷やして好し、常温で好し、ぬる燗で好し」のようだ。

『う~ん、楽しみ!』

2012-09-15

素鶏と青椒肉絲

上海豊菜のカウンターに座ると葛さんが直ぐに出してくれた上海の家庭料理「上海はんぺん」。中国名を聞いてもニヤニヤするばかりで『とにかく食べてみて。』
見た目は小さなレバーのように見えるが口に入れると五香粉の香りが好い。しかし材料が皆目分からない。中国名は「素鶏(Suji)」だと教えてくれたがなかなか材料を教えてくれない。
材料をアレコレ想像しながら箸を動かしていると、葛さんが一言『中国の豆腐』とやっとその正体を教えてくれた。日本の高野豆腐とは製法が違うらしく干して作ったものではないそうだ


ランチには初めて注文する「豚肉とピーマンの細切り炒め(青椒肉絲)定食」。温和しい味付けでチョット物足りないかった。ピリ辛味も欲しかったのだが青椒肉絲のピリ辛は邪道だったかな?

iCould

今朝アクセスしたら「iCould」にメニューが増えていた。昨夜まで無かった「メモ」と「リマインダー」が増えている。

2012-09-13

ドリプレ・ローズガーデン カフェ

今日の房総ツアー最後はバラはすでに季節外れになってしまったが「ドリプレ・ローズガーデン カフェ」へ。カフェの「ローズティー」と「シフォンケーキ」で風戸さん、川口さんとともに亡き鳥海さんを偲ぶ。

たまらん Kimitsu

三石山観音寺でスッカリからになったお腹、あてにしていた蕎麦屋は定休日。バラ園まで行けば何かあるだろうと走り出して片倉信号の赤で停車して交差点際で見つけた「たまごかけごはん」と「営業中」の幟に惹かれて車を停める。
店の屋根に「たまらん」の看板。入口の『たまごとご飯のお代わり自由300円』の看板が怪しげ。


ベーコンエッグ定食(¥500)を注文。ご飯・玉子お代わり自由の「たまごかけごはん」がおまけに付いてきたがそんなに食べられるわけがない。せっかくなので生卵を一個割ったら、フックラしっかりした黄身が出てきた。もちろん不味かろうハズがない。


店の人に訊くと提供している玉子や米、ベーコンは地元の君津産、この店も君津市の商工会議所青年部有志が運営しているそうだ。

三石山観音寺

草川原の細い道をさらに奧には行っていくと三石山観音寺がある。
2000年シドニーオリンピックの女子マラソン金メダリスト高橋尚子選手が、ここのお守りを身につけていたと言うことで話題になったお寺。境内に高橋尚子選手と小出義雄コーチの名前と手形を刻んだ篝火台が奉納されていた。

巨岩がのしかかる本堂。右手の急な石段を登ると三石山山頂に出る。


三石山山頂に祀られているのは観音寺奥の院の縁結びの御本尊。柵に結びつけられたハンカチは参拝者が縁結びを祈願して結んでいったもの。


三石山山頂からの眺望。

亀山駅

風戸さん、川口さんと一緒に、今年2月に他界した画家鳥海さん宅をお尋ねしてご仏前に花を供えてきた。初めて訪問したお宅は房総の亀山湖畔草川原の旧家だった。
約束の時間よりも早く亀山湖に着いたので、近くにある久留里線の終点亀山駅に寄ってみた。


小さな駅構内に張り出されている時刻表を見ると一時間に一本の運行、一本もない時間帯もある。

2012-09-10

男坂

神保町で中尾さん再出発の激励会の帰り、猿楽町から男坂経由で駿河台に抜けて帰路につく。この階段(男坂)、呑んだ足にはチトきつかったな。

2012-09-08

残暑

ほんの数分でがらりと形を変える積乱雲。昼から急に蒸し暑くなってきた。

揚げ茄子おろしそば

時間を見計らって銀座松屋裏通りの狭い階段を下りたのだが、山形田の鉄のドアは冷たい顔をしてしまったまま。やむなく地下鉄の駅に戻りながら松屋通り旧プランタン近くの「よもだそば」へ。
入口チケット販売機の最上列左端にある一回り大きなボタンが「揚げ茄子おろしそば」、分かりやすい。揚げ浸しの茄子がゴロンと横たわる期間限定の冷たい蕎麦は人気があるようだ。
蕎麦は立ち食い蕎麦屋には珍しくうどんっぽくない本格蕎麦。
立ち食い蕎麦屋と言ってもカウンターとスツールが用意されているので立って食べるわけではない。女性客も多く混んでいることが多いみたいだ。

2012-09-07

上海豊菜

色も鮮やかなほうれん草炒めは塩を少なくしてもらい、シャキッとした歯触りと油を通ったニンニクの香りを楽しむ。¥450。


栗が一緒に煮込んである豚の角煮、見た目は黒くてしょっぱそうだが大間違い。¥550。
仄かな甘さは栗から出た甘さなのだろうか、皿に残ったタレを中国饅頭があれば浸けて食べたいところだが、あいにくここに中国饅頭は無い。

キャンディ・ディッシュ

我が家にきてから四十数年経つ雌鳥のキャンディ・ディッシュ。重宝している。大きさは21.5(幅) x 16.5(奥行) x 17.0(高)cm、今も同じモノはあるのだろうかとInternet上を検索したが見つからなかった。


2012-09-05

上海大ワンタン

ワンタンと言っても一つが並の餃子よりも大きく具がぎっしり詰まっている。散らした刻み葱がちょうど好いアクセントになっているスープはアッサリサッパリ。これだけで腹一杯になる。上海豊菜のメニューはわざわざ「上海大ワンタン」と書いてある。¥580。

2012-09-03

10周年

長沼さんのグランプリの影に隠れてしまったが昨日はBlossom開店10周年記念日。今日改めて『おめでとうございます』を言ってきた。

一杯目は昨日のグランプリ作品「フラワーシャワー」、二杯目は甘味抜きの「モヒート」。


こちらは開店10周年記念のピンバッジ。

2012-09-02

グランプリ

日本バーテンダー協会関東統括本部主催「第7回マリーブリザール・カクテルコンペティション」がホテルイースト21東京(東陽町)で開催された。


各地区毎の予選を経て集った54名によるコンペでBlossomの長沼さんがグランプリを受賞。併せてベストテイスト賞も受賞した。次は日本の代表として挑戦する世界大会が待っている。


ジョゼット・モリュー マリーブリザール社輸出本部長と佐藤喜代八 大会委員長から祝福を受ける長沼さん。


作品名は「フラワー・シャワー」。
ゴールドラム 20ml、マリーブリザール マンサニータ 15ml、マリーブリザール フレイズ 10ml、ピニャコラーダ・シロップ 10ml、フレッシュ・レモンジュース 5ml。

2012-09-01

サントリー美術館

残すところ今日明日の開催となってしまった「おもしろびじゅつワンダーランド」を見て来た。サントリー美術館にて開催。開場を待って朝一で入館しゆっくりノンビリ見学して来た。

会場入口の案内パネルは屏風になっていた。


この展覧会、ストロボを発光させなければ撮影は自由という案内があったので、展示作品の中から自分が欲しいと思ったもの撮影してきた。

和ガラスの藍色ドーム展示会場。


薩摩切子 藍色被脚付杯 (12.7cm x 6.7cm)
江戸時代 19世紀後半


薩摩切子 藍色被栓付瓶 (25.3 x 7.5cm)
薩摩切子 藍色被脚付杯 (12.2 x 5.5cm)
江戸時代 19世紀中頃


鍋島 色絵柘榴文大皿 (8.7 x 30.1cm)
江戸時代 17世紀後半~18世紀前半


鍋島 色絵梅流水文大皿 (8.2 x 31.8cm)
江戸時代 17世紀後半~18世紀前半