2017-02-18

日韓中出版タイポグラフィー・セミナー

セミナー会場はソウルのニュー国際ホテル16階大会議室。
プログラムは午前9時から昼食を挟んで午後6時過ぎまでビッシリ。全ての講演は日中韓の同時通訳で進められた。
参加者は文字、フォント、印刷、デザイン、教育、出版などに関わる人達おおよそ50名。



当日のプログラムは以下のとおり(敬称略)。

開会宣言:金環道(Kim, Kyung Do/韓国出版学会理事長)



開会の辞:尹世珉(Yun, So Min/韓国出版学会会長)



歓迎の挨拶:「タイポグラフィ世界のパラダイムシフト」
李起盛(Lee, Ki Sung/韓国出版文化産業振興院院長)



基調講演

「ハングル文献の編輯・出版の発展過程」
洪允杓(Hong, Yun Pyo/前 韓国・延世大学教授)



[第一部]書体は時代の顔である

「異なる文化のはざまで揺れる日本の明朝体」
小宮山博史(佐藤タイポグラフィ研究所所長)



「浮沈を繰り返す中国の書体」
孫明遠(Sun, Ming Yuan/西北大学芸術学院副教授)



「書かれた文字から活字へ — 揺らぐハングル文字」
劉賢国(Ryu, Hyun Guk/日本 筑波技術大学教授)



[第二部]書体デザインは言葉のデザインである

「日本の本文用明朝体を作る」
鳥海修(字游工房社社長)



「中国楷書 — 書から活字へ」
汪文(Wang Wen/中国方正字庫字体設計副総監)



「ハングル書体の動向と現状分析」
劉玎淑(Yoo, Jung Sook/前 ソウル女子大学研究教授)



[第三部]タイポグラフィは文化を運ぶ舟である

「日本のブックデザイン」
日下潤一(ビー・グラフィックス代表)



「漢字デザインの考察 — 見出し書体に基づいて」
劉釗(Liu Zhao/北京中央美術学院講師)



「ハングル本文書体比較 — 活版から電子出版」
李起盛(Lee, Ki Sung/韓国出版文化産業振興院院長《前掲》)

ディスカッションとQ&A:講師全員(座長:劉賢国《前掲》)

閉会の辞:尹世珉(Yun, So Min/韓国出版学会会長《前掲》)

告知と記念撮影:金環道(韓国出版学会理事長《前掲》)

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会場の大会議室から屋上に出ると北に青瓦台が見える。
青瓦台の背後を守る小山は北岳山、青瓦台手前の屋根は景福宮。右手前端は東亜日報のビル。


休憩時間に屋上に出ると、セミナー会場になったホテル前のメインストリート(太平路)の幅一杯に大型バスが隙間無く並び、遥か向こうからはデモの拡声器の声がかすかに風で流れて来る。
この大規模なデモは青瓦台の住人・朴槿恵大統を糾弾しているデモで、規制しているのは日本の機動隊にあたる韓国軍兵士だとLee Hoさんが教えてくれた。

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