2006-02-28

関西出張(1)

 今朝は弛んだ気分を引き締める肌寒い空気が気持ちいい。于くんと共に京都、宝塚に出張。9時20分発「のぞみ111号」で京都に向かう。関ヶ原の辺りの山肌には未だ白くまだらな雪が残っていた。
 宝塚で新規の契約を済ませた後、梅田に戻る。ホテルに入る前に梅田食堂街のステーキ屋で夕食。食後はこれも梅田食堂街のスタンドバー「北京」に。刻みねぎ入りエッグと焼き味噌でグラスを重ねる。
 梅田食堂街を出ると襟首に冷たい雨が降りかかってきた。梅田泊。

2006-02-27

腰痛

 起床直後、腰がスット伸ばせなくなって数カ月経つ。横になっていても寝返りを打つ時に腰部が痛むこともある。起床後1時間も経つと腰の痛みは無くなる。
 GYMで身体を動かすのに苦痛を感じたこともないので、この痛みは外的な要因ではなく内臓の疾患から来ているのではないかと思い、病院が空く時間を見計らって、午後3時過ぎ、勤務先近くにある内科病院に行ってみた。
 医者に症状を伝えたところ若い頃にやっていたスポーツを聞かれた。スポーツを長くやった人の身体は中古市場に出しても買い手がつかないくらいボロボロになった車と同じで、みかけ以上に傷みが激しいそうだ。
 しつこいこの腰痛は脊椎の磨耗によるもので内蔵疾患が原因ではないという見立てだった。一連の症状は脊椎磨耗の典型的なものだという。それほど深刻なものではないが気になるようなら一度整形外科でレントゲン検査をしてみるようにとアドバイスされた。
 一度時間を作って整形外科に行ってみるとするか。

2006-02-26

電話回線の変更

 固定電話の回線契約をNTTからISPが提供するIP電話に変更した。その設定変更と導通確認にISPから技術者が派遣されてきた。設定変更は簡単に終わり導通確認もその場で済んだ。
 IP電話を利用している知人の話ではIP電話にしたらNTTの時よりも音質がわるくなったようだと言っていたのでさっそく娘のところに電話をしてみる。電話器に設定してある番号でかけたのだが「発信者番号非通知受信拒否」にあってしまった。電話器の設定も登録してある電話番号も一切変更していないし、つい先日も娘のところには電話したばかリなのでわけが分らない。
 「発信者番号通知」が機能しなくなってしまったようだ。電話器のマニュアルを読み返して設定を確認しみたが「発信者番号通知」は設定されたままだ。マニゃアルの説明には、発信者番号通知はNTTのサービスだとも書かれていた。
 改めて電話番号の始めに「186」をつけて番号を登録し直し、掛け直してみたら今度は繋がった(娘はNTTの回線で「発信者番号通知」を利用しているのだろう。)
 独占的なシェアを持つインフラサービスの仕組みを外れると、それまで気づくことのなかった小さな不便に出会うと言うことか。
 IP電話同士だとこの「発信者番号通知」はどうなるのだろう。機能するのだろうか?

2006-02-25

人工透析

 2階の大きな部屋には40ほどもありそうなスチールパイプのベッドが規則正しく並んでいる。各ベッドの横にはそれぞれ点滴を打つ時に薬剤が入ったビニール袋をかけておくような、これもスチール製のパイプが立っていて、そのパイプの上の方には遠くからでも分るようにベッドの番号が書かれた大きなカードが下がっている。
 その部屋の入口には『透析室』と書いてあり、部屋を覗いた時に直ぐ映画に出てくる野戦病院のシーンを思い出した。
 弟の嫁さんが週に三回の人工透析をする生活に入った。2月7日に緊急入院し既に透析を6回実施したそうだ。退院が近づいてそんな状況を知らせてきたので見舞いに行ってきた。

2006-02-24

幡随長兵衛

 東銀座の歌舞伎座に入るのはは何年ぶりだろう、最後に入ったのがいつだったのか、あまりにも古いことで思い出すこともできない。
 銀座三越の地下食品売り場で仕込んだ弁当を下げて入場するとすでに場内はほぼ満席、手元のチケットに記された席は何と花道の直ぐ横の席だ。
 今日のチケットは1月末「新宿ゴールデン街劇場」に阿部兄弟の津軽三味線公演を見に行った時にしのさんからもらったものだ。
 午前11時に開演した昼の部の公演がはねたのは午後3時30分。演目は次の四つ。

1.春調娘七種(はるのしらべ むすめななくさ)
2.一谷嫩軍紀(いちのたに ふたばぐんき)
   陣門
   組打
3.お染・久松 浮塒鴎(うきねのともどり)
4.幡随長兵衛(ばんずいちょうべえ)

 幸四郎、吉右衛門、芝雀、玉三郎、橋之助、福助など私でも知っている役者達が座席真横の花道を行き来する。普段は遠い存在の彼らをたいそう身近に感じさせる花道だった。
 歳をとったためなのだろうか、かつて見た時には気づかなかったような役者達の細かな所作まで楽しむことができた。
 しのさんのお陰でリッチな時間を過ごすことができた。