チリワインにも本格的なのがあったなんて書くとチリワイン通に何を今更と怒られそうだ。正浩君が仙台から持参した"MONTES ALPHA Cabernet Sauvignon 2000"を一緒に堪能した。デカンタした方がいいだろうと食事が始まる30分ほど前に栓を抜いたがコルクを抜いた直後に上り立った豊かな香りに圧倒された。
デカンターに移すときに見えた色はかなり進んだオレンジ色で、ボトルに残った澱からもしっかり熟成していることが見て取れた。渋みはさほど強くなかったが舌にはCabernet Sauvignonの骨太で濃厚な主張が残った。
大人5人でワイン1本では足りるはずもなく、これも正浩君が持参した"Cotes Du Rhone Rasteau 2006"を開ける。さすがにCabernet Sauvignonの直後に呑むとおとなしい印象だが嫌みが無くバランスの良い糞転がしの1本だった。こちらはChileではなくBourgogne生まれ。