30分ほど早く会場に着いたので持ち歩いている文庫本を読みながらビールを舐めていると携帯電話にメール。
『スミマセン15分ほど遅れるます。』返事を出したか出さないかというタイミングで第2報が入る。
『落雷で電車が止まってます。何時につくか分からないので先に始めてください。』そういや、恐ろしく蒸し暑い一日だった。
待ち人が来るまでのあいだ、加藤さんや朱 (Julian) さんがテーブルまで声をかけに来てくださった。朱さんが『最近、眠れなくてね~。』と言いながら携帯電話を開いて見せてくれたのは今年の6月に生まれたばかりの俊陽(としひろ)くんの写真。父親似のハンサムボーイだった。何が眠れなくてだ、勝手にしろ。
予定の時間に30分ほど遅れて劉丹さんが会場の桜華樓にたどり着いた。遅れてしまってあせってきたのだろう表情が引きつって見えたが、料理が運ばれてやっと人心地が付いたようで笑顔が出た。
今週の6日に大連に帰国する劉丹さんのささやかな送別会が激励会になってしまった。