東京ビッグサイトで開催されている『JIMTOF2008 (Japan International Machine Tool Fair 2008/日本国際工作機械見本市』は今日が最終日。ビッグサイトの東西両館を会場にした二年に一度の大規模な展示会だ。
人生で二番目の職場がこの世界だったので会場に漂う切削油の匂いは懐かしい。コンピューターのソフトウエアと違いガチっとした形がある世界は見ているだけでも楽しい。もちろん今時の機械は裏でソフトウエアが走っているわけだが。
ANCA社(オーストラリア)製「CNC工具研削盤TX7プラス」の加工部分。
FANUC製「Robot M-2000iA」は会場内でも一際目を引いていた。黄色く塗られた腕を小気味よく動かしているのは、大型重量部品のハンドリングや車体搬送作業に利用される世界最大の可搬能力を持つ大型多関節ロボット。
工場内の機械は灰色か灰緑色に塗られているものと相場が決まっていた時代の眼には、鮮やかな黄色に塗られた機械はその性能を無視しても新鮮に映った。