30代中頃・ネクタイ・スーツ姿の男性が帰宅の通勤電車の中で手摺りに寄りかかりながら、見慣れない大きめの電子端末(ハガキを2枚横に並べたほどの大きさで厚みが3cm位)の画面を熱心にのぞき込んでいる。顔とディスプレイの距離は10cmもあったろうか。
この端末、片手で持っている姿を見ても無骨で大きい。後から覗き見た画面は薄青いコントラストの乏しい画面で、そこにはコミックが映し出されていた。電子端末で実際にコミックを見ている人を初めて見た。
ウエブで似たような端末を探すとカラー表示に対応したWords Gearが見つかった。車内で見た機器は画面がモノクロ、機器本体黒かったのであるいはWords Gearの初期バージョンだったのか。
専用の電子ブックリーダーを使用している光景に初めて出会った車内の光景だった。