「メタル・アート・ミュージアム光の谷」の周囲は早咲きの水仙が真っ盛り、花に近づくと仄かに甘い香りが漂う。
明日8日までだが浅野暢晴さんのどっしりした作品が展示されている。金属で造形された作品だと思って見て回ったが、会場にいた浅野さんに創作法をお聞きしたら意外にも鋳物ではなく焼き物なのだという。どう見ても質感は金属なのだ。
この作品が展示されている場所に古墳時代の空気が流れているのをを感じる。なるほど、美術館が用意したパンフレットを見ると古代の彫刻に影響を受けたと浅野さんのコメントがあった。
屋外展示場には全く異なるアプローチの作品が展示されている。こちらはコンクリートが使われているそうだが、おおらかな作品だ。
作品についての技法を教えてくださった浅野さんは、てらうところのない爽やかな青年でお話を伺っていても気持ちがよかった。