板東を出て未だ収まる気配のない強い風の中、「水郷筑波国定公園歩崎園地」まで足を伸ばす。
今はきれいに舗装された霞ヶ浦西岸の土手を走る。左手は今は水面しか見えない蓮畑が続く。
「歩崎園地」の駐車場はほぼ満車。園地の売店「かすみがうら市生産物直売所」でシジミの佃煮を買い、顔見知りの店員姐さんに勧められるままにストーブで体を温め出してくれた熱いお茶をいただく。
『駐車場は一杯だけど店に入ってくる客はないよ。みんなお金を使わないからね~。』とあきらめ顔の店員姐さんがポツリ。
写真は歩崎園地。中央が「かすみがうら市生産物直売所」、右端の尖り屋根は水族館。
この辺りで冬に吹く風を筑波颪(筑波おろし)と呼ぶが、筑波山を越えて吹いてくる北西の季節風は特に冷たく強い。中学2年生の丸一年を歩崎園地の近くで過ごしたがその頃の冬は霞ヶ浦の水面が氷ったのを覚えている。
歩崎園地からの帰り道、土浦市に近づくほどに霞ヶ浦の奧に冷たい風を送り込んでくる筑波山が恨めしい。
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