2010-04-03

西嶋雄志展

 玉屋のランチからメタル・アート・ミュージアムに戻る。「西嶋雄志展」が開催されていた(4月18日まで)。
 屋外展示場の白い滑り台風の作品は「光と存在と -無色透明-」。会場に居合わせた作家の西嶋さんの『是非、上まで上ってみて下さい。』に泥だらけのモトクロスブーツで遠慮なく上ってみた。
 土手の上よりもさらに高い視点を得て見慣れた周囲の田園風景が新鮮なものになった。何時もここに来る度に展示作品と一緒に屋外展示場の周囲にある土手の向こう側を見たいという西嶋さんの思いをこの作品に込めたそうだ。
 手摺りに埋め込まれた小さな花が丸鏡に映った空に浮かんで揺れている。
 近づくまで自然の小花だと思っていたが針金で作られた作品だった。
 小品展示コーナーの作品の一つは小花をモチーフにした人面。粘土と石膏で型に起こした西嶋さんがご自身の顔が土台になっている。
 屋内に展示された作品「光と存在と -photon-」の可愛らしさが写真には写っていない。是非とも会場に足を運んで生の作品を見て欲しい。
 「光と存在と -photon-」に近寄ってみると銅線を巻いた小花が連綿と繋がってできているのが分かる。

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