さして広くないギャラリーは小さな折りたたみ椅子に座らされた人で一杯になっていた。入場できすに帰っていった人もいると聞く。
原字ものがたり展に原字を提供している各社が俎上に載せられ、フォント開発にまつわるあれやこれやを語ることになった。
俎上のメンバーはタイプフェイスデザイナー、フォント技術者、フォントプロデューサーに職務不明者が一名。
タイポグラフィーに一家言持つグラフィックデザイナー氏の進行で、同業者も初めて聞く話が飛び出し思いの外楽しいトークショーになったのは、もちろん地味な裏話に熱心に耳を傾けてくれた聴衆に負うところではある。
トークショーの後はギャラリー近くに用意された席で原字ものがたり展の主催者とトークショー出席者による懇親会が開かれた。
トークショーで語られた話より、こちらでの話の方がさらに面白かったのは仕方のないことか。
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