2010-08-23

Ho Chi Minh (5)

 【今朝のPho】
 どうやら21日同じPhoのようだ。
 太い麺に牛肉と魚肉ソーセージ様の切り身が入っている。甘辛のスープにライムをしっかり搾り輪切り唐辛子を載せてアクセントをつける。
 ホーチミン市内からバスで2時間あまり、約100km北西に走ったところがタイニン。ここに来た目的はベトナムの新興宗教といわれる「カオダイ教」の総本山とその礼拝見学。
 カオダイ教は1919年にゴ・ミン・チェン(呉明釗)が開祖というが異説もあるようだ。儒教、道教・仏教・キリスト教・イスラム教の五つの教えを取り入れたベトナム独自の新興宗教で信者が200万とも300万人とも言われている。
 凄いのはタイニン省の人口のおよそ七八割がカオダイ教の信者だと言われていること(実体は分からない)。
 礼拝中も観光客を積極的に礼拝堂に入れてくれる。ストロボ撮影も自由。礼拝を撮るのに好い場所を教えてくれる。写真を撮らずにその場所を塞いでいる人がいると手振りで入れ替わるよう言われる。
 見学席から下りようとするとそっと腕をとって音楽演奏を撮影しろと言う。
 礼拝の印象はカトリックとイスラムが混じり合った空気で、礼拝開始は拍子木と鐘。この音だけ聞くと日本のお寺みたいなのだが、二胡が中東風の音を流し続けている。
 礼拝の撮影を奨励するかのような姿勢は観光客の写真を通してプロモーションを考えているのだろうか。
 インターネット上にはこの教団に関する記述がたくさんあるが、大変にユニークな教団だ。

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