飯田橋の印刷博物館で印刷博物館共催・日本デザイン学会タイポグラフィ研究部会の講演会が開催された。
講師はLinotype GmbHのType Director小林 章さん。
講演が始まる前のわずかな時間、会場の一角がにわか教室に変貌。来場者が自身でデザインしたラテンアルファベットを会場に持参し小林さんから講評を受けていた。
講演のタイトルは第一部が「書体デザインの巨匠二人から教わったこと」、第二部が「タイポグラフィの学び方」。
第一部で語られたのはHerman ZapfさんとのPalatinoの改刻(Palatino Nova Series)作業とAdrian FrutigerさんとのFrutigerの改刻(Neue Frutiger Series)作業の様子。
デザイナーとフォント開発会社間のコミュニケーションの質が、完成したフォントの品質に大きな影響を与えるという点に大いに納得。
講演の最後に若い人達はもっと海外に出て挑戦しないといけない、海外に出て初めて自分が何が分からなかったのかが分かったと体験談を交えて話しておられた。
もう一人、会場で久しぶりにお会いした筑波技大の劉 賢国さん。いつの間にか同大学院の教授になっていた。
数日後には韓国に移動するという小林さん(右)。左が劉さん。
有志が飯田橋駅前に移動して懇親会に突入。文字好きは酒好きが多くつられて呑んでいると翌日は必ず宿酔になる。用心用心。
左から後藤さん、狩野さん、吉野さん。右から劉さん、大熊さん、小宮山さん、陰になってしまった小池さん。
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