2011-01-29

タイポグラフィの世界(3)

連続セミナー「タイポグラフィーの世界」も今回が三回目。会場は六本木の国際文化会館・講堂。受講者は120程で会場はほぼ満席。

今回のテーマは「日本語活字のゆくえ ―印刷文字の構造と印刷文字の基本知識―」。
講師は書家で京都精華大学教授の石川九楊さん、司会は書体設計士で字游工房代表の鳥海修さん。

板書を実践する意味もあるのだろう、ホワイトボードではなく黒板とチョークで話を進める石川講師。
印刷文字は代用文字である、印刷文字の基盤は日常不断の筆記体である、印刷文字の構造には自己否定と自己肯定の相反するベクトルがある、など示唆に富む話が続き予定の時間はあっという間に過ぎていった。

講演後に麻布十番商店街「たぬ吉」で主催者を交えて開かれた懇親会は30名を越える出席者で大盛況だった。

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