2011-03-04

タマ

 タマに会いに、明日までになってしまった「嵯峨 英二 展」に出かける。会場はギャラリーオカベ
 タマは10年ほど前までの嵯峨さんの最後の飼い猫で、以来、作品の中で元気に跳ね回っている。
 ◆タマの空遊び(ミクストメディア/F50)
◆タマの休日(ミクスドメディア/S100号)
 『ギャラリー・オカベでタマの個展を始めて、長いようで短い旅の途中ですが、私も15才、そろそろ大人の仲間入りをしたいものと思っております。
 オカベでの初めの5年間は大作中心でアクリル、ガッシュ、パステル、マーカー等を使った元気がとりえのタマでした。その後の5年程はタマに森の子(木彫り)が参加した元気で楽しいそして広がりと奥行きのある発表にしました。以降、今に至るまで、紙に描くタマの作品の中にテンペラ画、油絵が仲間に加わり始めました。
 紙からキャンバス。特にこの10数年間はキャンバスに描くことに試行錯誤し―キャンバスという素材から何回となく振られ続け―ここへきて、僕とタマ。20年。60才でやっと何かが描けるようになってきました。何か光も見えてきたようです。
 今後は大人の仲間入りをするため、じっくり腰をすえ?元気な中にも深みと透明感のある格の高い作品が描けることを目指して行きます…歴史にも残れるかな…。』
―会場の一画に掛けられた『タマのつぶやき?』より―

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