麻賀多神社から464号線をUターンして甚兵衛大橋を渡り印旛沼の畔に建つ「メタル・アート・ミュージアム」へ。
屋外展示場に展示されているのは大野公士さんの作品「centrum」(6月24日まで)。
黒いキューブに作り付けられた小さなドアから中に入いってドアを閉めると、糸で作られたオブジェがブラックライトに照らされて青く浮かび上がる。
ブラックライトに青く照らし出された糸のオブジェを見てから骨組みだけのキューブを見直したら、最初に見たときには気づかなかった赤い糸のオブジェが蜘蛛の巣のようにフレームの間に浮いていた。
屋内二階の展示室に展示されているのは粟国久直さんの作品「Cube-Sanctuary」(6月24日まで)。
大野さんの「centrum」と同じようなフレームで作られたキューブだが似ているのはそこまで。
フレームには作家の手書きパターンをサンドブラストで浮き上がらせたガラスが嵌め込まれている。
全てのフレームには繊細な模様が描かれている。
今までも屋外と屋内で異なる作家が作品を展示することはあったが、今回のようにそれぞれの作品の形に共通点があるのに、全く異なる気質の作品が展示されるのは初めてのことではないだろうか。好い展覧会だ。
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