2001年9月11日、同時多発テロ事件を契機として、米国ブッシュ政権はテロへの報復感情からイラク戦争開戦に向けあらゆる手段を講じていた。
英国の諜報機関GCHQ(政府通信本部)に勤務するキャサリン・ガン(キーラ・ナイトレイ)は、イラクを攻撃するための違法な工作活動を促す米国の諜報機関NSA(国家安全保障局)のメールを目にし、強い憤りを感じてそのメールをマスコミにリークする。
紙上に掲載されたメールに英国式の綴りが複数見つかるなど、スクリーンを見ているものにとって『エッ?』というシーンもあって、謎のメールの発信者に迫って行くプロセスはスパイ映画さながら。
公務秘密法違反で起訴されたキャサリンの『政府はいずれ変わる。私は政府のために働いているのでは無く、国民のために働いているのだ』というセリフの意味が分かる輩が、今の日本にどのくらいいるのだろうか。
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