この映画に少しでも興味を持った人は、これを見ないと後悔する。
少年院に服役中のダニエル(バルトシュ・ビィエレニア)は<前科者は聖職に就けない>ことを知りながらも神父になることを夢見ている。
ダニエルを演じるバルトシュ・ビィエレニアを見ていて、彼が身に纏った危なげな空気から、彼とは全く似るところがないのにジェームズ・ディーンを思い出した。
実話を元にしたこの作品のポーランド語の原題 “Boże Ciało” は<キリストの体>の意味らしい。監督はポーランド出身のヤン・コマサ。
仮釈放され就職先の製材所への道中で教会に立ち寄る。そこで新任の司祭と勘違いされ、そのまま司祭の代わりを務めることになる。
一年前、この村で7人もの命を奪った凄惨な事故があったことを知ったダニエルは、この事故が村人たちに与えた深い傷を知る。残された家族を癒してあげたいと模索するダニエルだが……、この終わりかたは想像できなかった。
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