第二次世界大戦中のロンドン。ある日、九歳の少年マーティン(ミシャ・ハンドリー)の家にヴァイオリンの指導を受けるためにポーランドからドヴィドル(ルーク・ドイル)というユダヤ人の少年がやって来る。共にヴァイオリンを学ぶ二人は兄弟のように仲睦まじく育つ。
将来有望なヴァイオリニストとして成長した二十一歳のドヴィドル(クライヴ・オーウェン)は、デビューコンサートの日を迎える。コンサート当日、ドヴィルは重なる偶然でシナゴーグ(ユダヤ教会)に出会い、そこで家族全員がトレブリンカ(ユダヤ人強制収容所)でホロコーストにあったことを知り、コンサートを放り出して姿をくらましてしまう。
三十五年後のある日、マーティン(クライヴ・オーウェン)はドヴィルに繋がる手がかりに出会い、ドヴィルを探し始める。
マーティンに再会したドヴィルは三十五年前のプログラムでコンサートを開き、ヴァイオリンに託してホロコーストで亡くなった人たちを追悼する。
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