2022-05-25

文字情技促協 定時総会と懇親会

文字情報技術促進協議会 定例総会がオンラインとオンサイトのハイブリッドで開催された。会場は南新宿のイースト社ホール。
総会後、二つの記念公演があった。
「石井茂吉翁と石井明朝体をめぐってー初期写植機時代のタイポグラフィ全般ー」
講師は旧知の杏橋達磨さん(元株式会社写研/社長室直属/営業企画宣伝本部本部長)。情報伝達の要となる文字づくりに生涯を捧げた石井茂吉の歩みを、「石井明朝体」をベースに諸橋大漢和辞典との絡みも交えて語られた。
「現代に生きる『大漢和辞典』」 講師は池澤正晃さん(大修館書店OB)と山口隆志さん(大修館書店 デジタル事業開発部)。昭和の初めに編纂が開始され昭和35年に刊行された『大漢和辞典 全十三巻』。その後修訂・増補が行われ平成12年に全十五巻となって七十年におよぶ編纂作業を終了した。この辞書を辞書の三大要素(規範性・機能性・可読性)に照らして考えてみる。大漢和辞典の新たな姿「デジタル版」「Web版」も紹介された。
二年以上中断されていた懇親会は総会会場隣の「アドハビット」で。前列右から三人目はアドハビットのスタッフ嬢。

0 件のコメント:

コメントを投稿