2022-06-03

オフィサー・アンド・スパイ

19世紀フランスで実際に起きた冤罪事件“ドレフュス事件”を映画化した歴史サスペンス。作家ロバート・ハリスの同名小説 “J'accuse" が原作。監督はロマン・ポランスキー。
1894年、ユダヤ系のフランス陸軍大尉ドレフュス(ルイ・ガレル)が、ドイツに軍事機密を漏洩したスパイ容疑で終身刑を言い渡される。
衆人環視の中、ドレフェスは軍籍を剥奪され、南アメリカのフランス領ギアナにある悪魔島に幽閉されてしまう。
対敵情報活動を率いるピカール中佐(ジャン・デュジャルダン)はドレフュスの無実を示す証拠を発見し上官に対処を迫るが、隠蔽を図ろうとする上層部から左遷を命じられてしまう。ピカールは作家エミール・ゾラらに支援を求め、腐敗した権力や反ユダヤ勢力との過酷な闘いに身を投じていく。
作品中、軍上層部がやった文書の改竄、隠匿、特定人物の保全などと、ほんの数年前に日本の政府要人がやったこととが重なってしまった。

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