2007-11-30

北京(2)

 朝食のために北京駅前の食堂を物色。外気温度は氷点下3度くらいだろうか。中国式ファーストフード店に入った。ひっきりなしに客が出入りする。この辺りは東京なら東京駅前に相当する立地なのにローカルな匂いが強い。饅頭(肉入り)8コと豆乳で8元(約128円)。
 夜は任科くんの家を再訪。昨年4月に訪問したときよりも家族が一人増えている。今年8月に奥さんの翼さんに女の子、紫嫣(ZiYan)ちゃんが生まれたのだ。今年28歳になった任科くんには初めて会ったのは5年前の2003年10月。今は結婚して家(マンション)と車を買い子供もいる。北京の青年の中でも成功している部類にはいるのだろう。

2007-11-29

北京(1)

 成田空港第2ターミナルビルのチェックインカウンターが改修中で目指すカウンターがフェンスで囲まれている。総合案内所に尋ねると目の前の建物の外に向かって並んでいる列がそれだという。ターミナルビルの外に仮設のカウンターが作られていた。
 出国手続きを済ませ出発ロビーにはいるとこちらは改装工事が終わって今までとはずいぶん印象が変わっている。

2007-11-28

欽ちゃん

 秋葉原の電気街に出かけたついでにかつての戦友欽ちゃんを職場のFS社に訪ねた。規模の大きな会社に転職したので安心していたが、今までのこぢんまりした職場との違いがあまりにも大きく、慣れるのに時間がかかったようだ。
 来春の結婚式を控えて今はその準備に忙殺されていると言っていた。
 結構なことだ。
 FS社秋葉原ビルの最上階フロアから見下ろせる電気街は背の高いビルがないので盆地のようだった。

2007-11-27

インフルエンザ予防接種

 このところ体調もいいので朝一番で医者に行き、インフルエンザの予防接種を受けてきた。昼頃になって身体が熱くなってきたのは予防接種のせいか、事務所の暖房が効き過ぎているからか。
 4週間してから二度目の接種を受けると来年の4月頃まで効果があると言われた。

2007-11-26

萬満寺の鐘楼

 今年の春過ぎ辺りからずっと白布で覆われていた建造中の鐘楼が姿を表した。地元の古刹萬満寺の鐘楼だ。
 案内板を見ると鐘楼兼墓参者休憩所となっている。鐘楼下の石垣の中が休憩所になっていた。
 山門右側に建つ竣工間近の鐘楼。

2007-11-25

コミュニティの高齢化

 私が住んでいる住宅は集合住宅で二棟107戸の構成。区分所有法に基づく管理規約を持って自主管理している。今年も管理組合役員の改選時期が近づいて来た。
 入居した30数年前は区分所有者も若く同時に住人でもあった。当初から住んでいる所有者の年齢は高くなる一方で既に伴侶を失ったり介護を受ける方も出ている。さらに部屋を賃貸にする外部区分所有者の数も増えて、そうした部屋を賃借している住人は管理組合の活動や住環境の保全への関心が薄い。
 こうした状況の下、管理組合の役員の選出は区分所有者の中からと定めている規約のために、理事会の役員を引き受けてくれる人達の母数は小さくなってゆくばかりだ。こうした傾向は私が住んでいる所ばかりの問題ではないはずだ。
 未だに良い解決方法が見つかっていない。

2007-11-24

Jason Bourne

 物語の展開が早い。短いカットそれも手持ち撮影したような揺れる画面が数秒間隔で継ぎ足されてゆく。カーアクションは従来のチェイスものとはステージが違いすぎる。一味も二味も濃い。
 自分を追い回してきた敵が、実はかつては自身が所属していた組織だったという設定に新鮮味はないが、中だるみのないスピーディーな画面展開がよそ見を許さない。
 Jason Bourneの秘密が明かされる最終回の『Bourne Ultimatum』を見に来ている人の中には少なくないシニアのカップル達が目についた。

2007-11-23

空まつり2007 in NODA

 利根川河川敷にある野田市スポーツ公園で開催された『空まつり2007 in NODA』を見に行った。あいにくの強風で会場に到着したときには空を飛ぶプログラムはどれも実施されていなかった。
 飛び立つ機会を待って単座のヘリコプターや自作のジャイロプレーン、マイクロライトプレーンが会場に並べられていた。
 単座のヘリコプター"JA7968 Robinson R22 Beta"。
 複座の"JX0037 EXEC 500P"はホームメードの自作ヘリコプター。機体番号から察するにこのヘリコプターはまだ正式な登録が済んでいないようだ。ということは飛ぶことはできないハズ?
 "JX0037"の横に掲示されている説明板に"Home Built Helicopter"とある。
 これはジャイロプレーン"JE0075"。伏せて置いてある2つのバケツは用途不明。
 "JE0075"のパワーユニットとプロペラ。ジャイロプレーンはプロペラの推進力で前進し、ローター(回転翼)の浮力で飛び上がる。飛行中ののローターは風を受けて自然回転し動力で駆動されるわけではない。
 マイクロライトプレーン"JR0623"。

2007-11-22

Inter BEE 2007

 勤務先が出展している幕張メッセのInter BEE 2007 (International Broadcast Equipment Exhibition 2007)に応援に行ってきた。かつては放送機材展という名前の展示会だったと思うがいつの間にか国際展示会になっている。
 アナログ・オーディオの時代に、欲しくても手が出ないオープンリールデッキ(録音機)のブランド「OTARI」がブースを出していた。あまりの懐かしさに思わず声をかけてしまった。
 もう一つはこの会場では意外なブランド「Accuphase」のブース。民生品メーカーだと思っていたがプロ仕様の製品も出しているようだ。というより、民生品がプロフェッショナルに採用されていると言ったところが実情か。
 そろそろ閉館という頃、ホールに挟まれた通路から見事なグラデーションを見せている空がのぞいていた。
 今回のInter BEE 2007が今年最後の展示会出展となった営業チームがマリブダイニングの「東花房」で打ち上げを行った。出席者各自の笑顔が展示会の成果を物語っていて心強いものを感じる。いいチームだ。

2007-11-21

 オカベのグッチさんが株の勉強を始めたという。世の中のことがよく分かるようになり、上手くすれば老後の備えにもなるからと言うのが理由のようだ。未だシミュレーションを楽しんでいる段階だが既に損が出ていると笑っていた。
 かつての同僚松田さんも退職後はパソコンのモニターと睨めっこのデイ・トレダーに転身している。話を聞くとそれなりにしんどいというが株の売買だけで家族を養っているのは立派。

2007-11-20

茶碗

 今月上旬、ソウルに行ったときにCha Gounさんからいただいたお土産の茶碗を使い始めた。蓋をとると同じ陶器で作られた茶漉しがはめ込まれている。茶漉しが付いていたり外側の透かし彫りの雰囲気は中国の茶碗にも似ているようだが全体の雰囲気はやはり韓国だろう。
 手元に韓国のお茶がないので麗江土産の普洱茶を入れて呑んで見た。

2007-11-19

再修理

 今月11日に修理から戻ったばかりのMDレコーダーSony MDS-JA50ESに不具合が起きた。
 録音を終わってレコーダーからMDを取り出す時に自動で"TOC WRITING"という作業をするが、この作業に入ると"TOC WRITING"という表示を点滅し続けて延々と"TOC WRITING"中になり、全てのボタン操作を受けつけなくなってしまう。この状態から抜け出すには電源プラグをコンセントから抜くしか方法がない。
 5回録音した内、2回この現象が起きた。確率は恐ろしく高い。
 不具合がもう一つ出ている。以前このマシンで録音したMDを再生したら、今回直したはずの『音飛び』が起きて全く聴くことができない。このMDを同じSony製の古いMDウオークマン"MZ-E44"は普通に再生してくれる。メディアの問題でないことは明らかだ。
 Sonyの製品にはポータブル再生機よりもデスクトップ型高級機の方が再生能力が劣っているなんてコトがあるのだ。
 ディーラー経由で再修理だ。

2007-11-18

カクテル ・コンペティション

 男女78名の出場選手がオリジナルカクテルの味と技を競う『第20回 ジュニア バーテンダー カクテル・コンペティション』の関東地区大会が東陽町の「ホテル イースト21東京」で開催された。
 赤坂"Blossom"からも福島さんと白川さんが予選を突破して本大会にエントリーしているので応援してきた。
 ステージの上に並んだ出場選手を前に昨年の勝者(グランプリ受賞者)が改めてその技術を披露し、緊張した空気の中で競技が開始された。
 福島さんの作品はウォッカをベースにした「Beluga」。ひいき目に見ているせいか動作がキビキビしていて無駄がないように思えた。
 会場入り口脇に順次並べられる作品の中でもグリーンのコントラストが爽やかで印象的だ。白イルカをイメージしたと言うが味は試作段階とどう変わったのだろうか?
 白川さんは初出場とは思えない落ち着いたプレゼンテーションで作品はラムをベースにした「Bacchanaie」。
 濁った色に仕上がった作品も並ぶ中で澄んだ葡萄色をした「Bacchanaie」が豊かな味わいを期待させる。
 審査の結果は福島さん、白川さんとも銀賞入賞でBlossomの面目躍如といったところか。Blossomのレベルが高いのか、はたまたそこに集う客のレベルが高いのか、多分その両方なのだろう。福島さんはもう一息で金賞という成績だったので惜しまれる銀賞だった。何はともあれ応援した人の入賞は嬉しい。
 コンペ会場の隣の部屋で同時に開催された協賛会社の商品試飲会ではモデルの夏実かほさんを囲んだ于くん、都築くんが大活躍だった。

2007-11-17

プリンター

 ヨドバシカメラに行く度にインクジェットプリンターの価格に気をつけていた。自分で購入するならこれかなと目をつけていた機種の値札の上に、『緊急値下げ!』と張り紙がしてあり、今まででの価格よりも更に低い価格が書かれていた。
 プリンター売り場の真ん中にネットを被せられたPIXUS iP4500が山のように積まれておりシェアの流れを作っているように見えた

2007-11-16

東京国立博物館の庭園

 東京国立博物館の本館北側に謂われのある茶室や庵が移築された庭園があるのを今日まで知らなかった。同館で開催されている『大徳川展』を見た帰りにその庭園を歩いてみた(入園無料)。
 さほど大きな庭ではないが大きな木に混じってあちらこちらに桜も植えられている。公開時期が春期と秋期の年二回だけに限定されているので、今度は春の花の時期に来てみたい。

2007-11-15

ET 2007

 この時期の恒例となった感のある『組込み総合技術展(ET 2007/Embedded Technology 2007)』は今年も昨年とほぼ同じ日程・会場で開催された。会場は横浜の展示会場「パシフィコ横浜」。
 開催二日目の今日、『ETフェスタ』が始まった午後5時。多くの出展社ブースは日本酒やワイン、つまみを用意して来場者を出迎えた。我が社も紹興酒やビール、皮蛋などを用意して閉場一時間前という遅い時間にもかかわらずブースに立ち寄ってくれた数少ない方々と一緒に閉場時間過ぎまで盛り上がった。

回線切断

 昨夜帰宅してメールをチェックしようとしたらサーバーに接続できない。ウエッブブラウザーも外に出て行かない。モデムの取扱説明書を引っ張り出してステータスランプの状況を見たら、局側との接続が切れていることになっている。
 当然固定電話の受話器を持ち上げても音無し。全てのケーブルを確認しながらつなぎ直したが状況は改善されず。
 ちょっとパニック。
 そうだ、ライフラインの付け替え工事で電話関連のケーブル工事が予定されていたけど今夜だった? 各戸に配布されている工事予定表を探してと…、やっぱり工事が行われているようだ。でも、回線切断時間は10分程度って書いてあるのに30分は経ってるよ。
 朝起きてから一番始めにやったこと、固定電話の受話器を耳に当ててみた。聞き慣れた発信音がする。昨夜の内に回線は繋がったようだ。

2007-11-14

マラソンヒアリング

 知人のスーさんが中国語ヒアリングの教材を貸してくれた。CDで16枚、こんなにあるとは思わなかった。テキスト無しのヒアリングのみのようだ。
 早速さわりを聞いてみた。初めて出会ったレッスン方法で、短いセンテンスの最後のシラブルから順に文頭に向かってワンシラブルずつ積み上げてゆくという面白い方法だった。

2007-11-13

Biz Tower

 TBS会館跡に建設が進む"Biz Tower"の工事用の囲いが少しずつ低くなってきて1階部分の外観が見えてきた。

2007-11-12

ワークショップ

 朝10時から昼食をとるための休憩を挟んで午後6時半まで日本の営業部隊と台湾の開発部隊が合同で開いたゴールの見えないワークショップ。それぞれの意見をぶつけ合い一時は収支がつかなくなった時間帯もあった。
 それぞれのお国柄と仕事柄の違いが重なって似たような会議の時は毎回似たような展開になる。
 もしかしたら日本の営業と台湾の開発って言うのは最高の組み合わせなのかも知れない。

2007-11-11

湯西川温泉(2)

 湯西川温泉からの帰り道、バスの中は昨夜の大騒ぎも何のその北京語だけが飛び交う賭場がご開帳のようだ。
 窓の外は小雨に濡れた紅葉が山肌を染めている。全ての旅程を終えて午後3時過ぎにバスは無事赤坂に到着。その場で解散。
 名の知れた判久ホテルだったがサービスも食事も流れ作業の匂いがぷんぷん。建物のあちらこちらに痛みが見え清掃の行き届いていない部分も目についた。効率化を進めた結果だろう。
 唯一の救いはお湯が良かったことくらいだろうか。

2007-11-10

湯西川温泉

 赤坂から参加した15名と台湾から合流した9人と共に、一泊の予定で雨の中バスで湯西川温泉へ。
 途中休憩で寄った佐野サービスエリアで変な名前のチョコレートを見つけた。買うことまではしなかったが、これを声にすと聞く方は『イタチョコ』と聞き間違えること間違い無しだろう。
 川治温泉を更に北に暗くなった山道を進むと突然目の前にライトに浮き出た傘が出迎えた。湯西川温泉では名の知れた判久ホテルに到着だ。

2007-11-09

聖橋

 神田駿河台下から御茶ノ水駅に向かって明大通りの緩い坂道を上り、神田川に架かるお茶の水橋を渡ると改修工事が進む順天堂大学病院にぶつかる。
 お茶の水橋の上から秋葉原方向に目を向けると暮れようとする薄明かりの空を映した神田川に聖橋が大きな円弧に支えられている。
 神田川崖の縁に淡いオレンジ色にあぶり出された御茶ノ水駅のプラットホームに総武線が入ってきた。
 昼を夜に繋ぐ僅かな間に見える風景だ。

2007-11-08

ソウル(4)

 幸いなことにホテルから歩いて15分ほどの所に世界遺産にも登録されている昌徳宮(チャンドックン)があるので行ってみた。長い石壁に沿って行くと昌徳宮の正門「敦化門」に出た。
 敦化門前の案内によると日本語によるガイドツアーもあるようだが残念ながらそのプログラム、今日は休みだった。
 見所は沢山あったが奥に進む程に木立が深くなり紅葉が真っ盛りだ。「演慶堂」前の池。
 「觀纜池」と「觀纜亭」。

2007-11-07

ソウル(3)

 午前中の打ち合わせも無事に終わりセオク社長がランチに案内してくれたのは赤煉瓦造りの古い民家で営業しているレストラン『Jeong Joo House(ジェオン・ジュ・ハウス)』だった。
 どう見てもレストランの入り口には見えないが正面の小さなガラス戸が入り口だ。
 ここは北朝鮮料理の店だそうで、セオク社長が頼んでくれたのは石鍋に入った牛肉の煮込み。料理の名前は忘れたが柔らかくさっぱりとした味。食べ終わる頃にご飯とチゲが出てきたがお腹には余裕がなかった。

2007-11-06

ソウル(2)

 朝、散歩をする習慣はないがホテル周辺を歩いてみた。昌慶宮路のイチョウはすっかり黄色くなっている。
 今日の予定を終わらせて徒歩でテハンノ西側にある焼肉店「火山高」に向かう。ここはサンドルの人たちがよく利用するというソウルの居酒屋で店内のストーブには火が入っていた。今朝より確かに寒くなっているのが歩いていてもわかる。
 柔らかくさっぱりした牛カルビは気をつけないと食べ過ぎてしまう。食後もう少しマッコリやトントンジュを呑もうと「火山高」から「東学」に席を移す。店内は韓国の田舎屋風、温々している床に座って今年6月に入社したという二人の新人Yoon Song-Yeonさん、Song Mi-Eonさんを相手に茶碗に注がれる韓国の濁り酒を楽しんだ。
 SonさんとSongさんが同席したがこの二人の名前の聞き取りテストで肴にされてしまったがついに聞き分けることができなかった。
 左からBruce Kwonさん、Song Mi-Eonさん、Son Yeon-Hongさん、Ko Hyun-Namさん、Yang Jung-Hoonさん、Lee Hoさん、Yoon Song-Yeonさん。

2007-11-05

ソウル(1)

 仁川国際空港から金浦空港までを結ぶ空港鉄道を利用してみようと、到着ロビーを出て空港鉄道「A'REX」乗り場に向かう。途中の広く明るいコンコースは人通りも少なく異空間を歩くようだった。
 A'REXは今年3月に開通したばかりで金浦空港駅まで30分、料金は3,100WON(約440円)。時間帯のせいなのかウイークデイだからなのか利用者が少ない。
 空港貨物ターミナル駅を出て10数分走った頃だろうか、A'REXの車窓から見えた不思議な海岸。
 夜は一人で弘益大国際デザイン大学院の近くの路地裏でプデチゲで夕食。4,000WON(約570円)。左上の四角く白いボトルはマッコリではなくてただの冷やした水。

2007-11-04

ジュウガツザクラ

 皇居東御苑で都心では珍しい抜けるような秋の空を背景にサクラが可憐な花をつけていた。ジュウガツザクラだ。春の花より一回り小さいようだ。
 白鳥濠の前では黒い石垣を背景にススキが白い穂を光らせている。
 休日とはいえ苑内を歩く人は少なく、たまに外国からの旅行者がガイドブックを覗きながらカメラを構えている。都心で都心を離れた気分にさせてくれる公園を訪れてしばし喧噪を忘れてきた。

2007-11-03

現役

 丸の内のみずほ銀行前交差点(大手町駅前交差点)の横断歩道で速度を落として左折しようとする「トヨペット・コロナ RT40型」に出くわした。東京オリンピックが開催された1964年の秋に発売された車だから43年前の車だ。当時はこのツードアセダンのデザインがモダンで一世を風靡したのを覚えている。
 ご覧の通りきれいな状態でエンジンの音もスムーズだった。