2008-08-28

危篤

 北京に行っている間に『会わせておきたい人がいたら直ぐに連絡するように』と叔父が入院している病院の担当医から言われた、と従妹から電話が入っていた。
 病院は駅前の中央病院だというのでどの程度悪いのか顔を見に行ってきた。
 今年の3月に身体がふらつくといって入院した時の検査で硬膜下出血腫が発見され、その時は穿頭洗浄を行い事なきを得たという。転んだか何かで頭を打っていたらしいが、叔父も従妹も何が硬膜下出血腫の原因だったのか分からないという。
 その後、6月の再入院が今日に至っている。今は肺が殆ど機能しなくなり一言二言話をしても息が切れるようで骨の浮いた胸が大きく上下し、口はハァハァと苦しげに息を継ぐ。絶対に酸素マスクを外してはいけないと医者から言われているとは従妹の話。
 言葉を交わしていると頭ははっきりしており話すことに破綻がないので医者の『会わせておきたい人がいたら直ぐに連絡するように』という言い様が信じ難い。
 14歳しか年が離れていない叔父は、私にとっては故郷そのものといえる人なので良くなるなら早く良くなって欲しい。そしてまた一緒に酒を飲みたい。
 叔父が入院している病院がある京成佐倉駅の周辺も少しずつだがゆっくり変わってきている。