9時を過ぎたばかりの旅券事務所は空いていた。おかげで更新申請は15分足らずで済んでしまった。
前回の更新時には戸籍抄本(住民票)が必要だったが今回の更新では不要になっていた。受付窓口の担当者が住基ネットにアクセスして申請者の現住所を確認していた。
3月1日以降の申請からは申請者の住所氏名を書き込んだ官製ハガキが不要になるようだ。法令が改正されたと掲示があった。こうしたことが簡素化されてゆくのはいいことだ、…と言っても10年後の更新はあるのだろうか?
手続きカウンターで旅券所有者はどのくらいいるのか訊いてみた。
『どのくらいの人が旅券を持っているかは分からないが、今年になってから申請者が急増している。20年振りの増え方だ。韓国に旅行する人が非常に増えているが理由の一つだと思われる。』という返事だった。100年に一度の不景気だというのに不思議なことだ。
帰宅してからWebで旅券所有者の数を調べたら京都府が公開しているデータがあった。そのデータによると2008年度の発給件数が4,236,428件だという。現時点で旅券を持っている人はこの数字の何倍になるんだろう?
写真は今朝の東葛飾旅券事務所。