国立新美術館は初夏を思わせる明るい陽射しの中でファサードの美しいカーブを際立たせていた。
今日から5月11日まで同館で開催されている「国展83」は相変わらず展示点数が多く、絵画・版画・彫刻・工芸・写真の全てのジャンルをくまなく見て回るには覚悟と腹ごしらえが必要だ。
遠目からでも作品のテクスチャーの特徴で直ぐにそれと分かった柳早苗さんの作品は屋外展示場に展示されていた。
インコをモチーフにした彼女の作品「からだ」は、それと知らずに出かけて来たが「損保ジャパン美術財団奨励賞」を受賞していた。
『柳さん、受賞おめでとうございます。』
国立新美術館入り口に『ご理解とご協力 新型インフルエンザ予防のため、手洗いを実施しております。備え付けの消毒液をご利用ください。』の掲示と共に消毒液が備えられていた。
先週末から世界中で流行の兆しを見せている「豚インフルエンザ」への対応だ。「豚インフルエンザ」流行が対岸の火事で終わってくれればいいのだが、と思いつつ掲示に従って消毒液を使わせてもらった。
Ka8B JA2233
学生航空連盟所有(読売大利根滑空場)
製造年:1963(昭和38)年12月17日
製造社:Alexander Schleicher社(ドイツ)
設計者:Rudolf Kaiser
2009-04-28
Mae Kong Whiskey (2)
2009-04-25
Mae Kong Whiskey
2009-04-24
2009-04-23
Phra Ram 9 駅界隈
ホテルの最寄り駅は地下鉄のPhra Ram 9駅だが、その北西一帯を歩いてみた。
11時を過ぎてからホテルを出たので外はドピーカンの真夏の中へだ。
Ratchadaphisek通りから中国大使館横手前のSoi Sutthi Pornを西に入る。木陰のテーブル(と言っても涼しいわけでないが)で女性グループがランチ中。何を食べているのか訊いて同じモノを注文した。
親切に麺のことを教えてくれたNuchさん。
「Koey-Teqw-Kai-Toon (Noodle with Chicken)」の麺は中華風。スープの味は知っているタイ料理の味とは少し違うようだがこれが日常の味なのかも知れない。35BT。
Centric Ratchada Hotel前のSoi Yu Charoenに戻って来て、開けっ放しで創業している小さな印刷工場を見つけた。刷り出しのようなものを自慢そうに見せてくれたので、ついでに中も撮影させてもらった。
薄暗い野菜市場の奧にフードコートを見つけた。カメラを構えているこちらに向かって嬌声を上げている女性が一人。
近づくと写真を撮ってくれと言うことらしい。カメラを向けるともう一人も一緒にと並んでくれた。このフードコートが職場らしい。
薄暗い店の奥からロックミュージックの低音がズーンズーン漏れてくる。何をしている店なんだろうと近づいてみた。
入れ墨姿のお兄さんが黒い布を大きな板に張り付けている。小さな縫製工場らしい。
黒い布が張り付けられた板は布を同じ寸法に切るため工具のようだ。
このお兄さんに冗談交じりの身振りで「くわえタバコで仕事はまずいんじゃないの?」と伝えるとはにかみながら慌ててタバコをもみ消して仕事を続けていた。
奧では若い女性が盛んにミシンを動かしている。この小さな工場の中は黒い布しかない。
訊くとズボンを縫っているのだというが、公務員のユニホームだろうか?
今日出会った人達、最初は誰もこちらをウロンな目で見るが話しかけると仕事中の人達もはにかみながら丁寧に受け答えしてくれた。
観光地よりも日常生活がある街中に入った方が面白いと感じた一日にだった。
11時を過ぎてからホテルを出たので外はドピーカンの真夏の中へだ。
Ratchadaphisek通りから中国大使館横手前のSoi Sutthi Pornを西に入る。木陰のテーブル(と言っても涼しいわけでないが)で女性グループがランチ中。何を食べているのか訊いて同じモノを注文した。
親切に麺のことを教えてくれたNuchさん。
「Koey-Teqw-Kai-Toon (Noodle with Chicken)」の麺は中華風。スープの味は知っているタイ料理の味とは少し違うようだがこれが日常の味なのかも知れない。35BT。
Centric Ratchada Hotel前のSoi Yu Charoenに戻って来て、開けっ放しで創業している小さな印刷工場を見つけた。刷り出しのようなものを自慢そうに見せてくれたので、ついでに中も撮影させてもらった。
薄暗い野菜市場の奧にフードコートを見つけた。カメラを構えているこちらに向かって嬌声を上げている女性が一人。
近づくと写真を撮ってくれと言うことらしい。カメラを向けるともう一人も一緒にと並んでくれた。このフードコートが職場らしい。
薄暗い店の奥からロックミュージックの低音がズーンズーン漏れてくる。何をしている店なんだろうと近づいてみた。
入れ墨姿のお兄さんが黒い布を大きな板に張り付けている。小さな縫製工場らしい。
黒い布が張り付けられた板は布を同じ寸法に切るため工具のようだ。
このお兄さんに冗談交じりの身振りで「くわえタバコで仕事はまずいんじゃないの?」と伝えるとはにかみながら慌ててタバコをもみ消して仕事を続けていた。
奧では若い女性が盛んにミシンを動かしている。この小さな工場の中は黒い布しかない。
訊くとズボンを縫っているのだというが、公務員のユニホームだろうか?
今日出会った人達、最初は誰もこちらをウロンな目で見るが話しかけると仕事中の人達もはにかみながら丁寧に受け答えしてくれた。
観光地よりも日常生活がある街中に入った方が面白いと感じた一日にだった。
2009-04-22
チャオプラヤー河づたいに
部屋のカーテンを引いたら目の前は大きなショッピングセンター。ホテルとショッピングセンターの間には古い建物が長く横たわっている。
部屋から見下ろした古い建物の間にあるホテル前の道路は観光客とは縁遠い姿を見せている。一度一回りしてみたい。
Wat Phra Kaeoで出会った上海から来た4人連れに一緒に写真を撮りたいと頼まれた。こちらを見てはよくわこちらを見てはコロコロと笑っていたが、そんなに面白い顔をしていたのだろうか?
Tha Tianから乗ったボートで話しかけてきたイングランドから来たという地理学専攻の女子大学院生。
名前を聞かなかったが終着のSathornまで旅の話、仕事の話が続いた楽しい人だった。
部屋から見下ろした古い建物の間にあるホテル前の道路は観光客とは縁遠い姿を見せている。一度一回りしてみたい。
Wat Phra Kaeoで出会った上海から来た4人連れに一緒に写真を撮りたいと頼まれた。こちらを見てはよくわこちらを見てはコロコロと笑っていたが、そんなに面白い顔をしていたのだろうか?
Tha Tianから乗ったボートで話しかけてきたイングランドから来たという地理学専攻の女子大学院生。
名前を聞かなかったが終着のSathornまで旅の話、仕事の話が続いた楽しい人だった。
2009-04-21
2009-04-19
体験飛行ラッシュ
2月以来足を向ける機会がなかった栗橋滑空場(学生航空連盟)は新学期が始まったこともあって体験飛行ラッシュだった。
松倉夫人にレクチャーを受ける体験飛行志望者は国際航空専門学校の生徒達。それぞれの初体験飛行に向け想いは様々のようだ。
左側で椅子に座っているのは新入会員候補達の前で余裕(?)を見せる先輩会員達。右奧に見えるのが体験飛行に備えるJA2346 "ASK13"。
訓練飛行・体験飛行を前にブリーフィング。飛行訓練を支えるピストカー、ウインチ、リトリブを担当する先輩達のコメントにも力が入ったのではないだろうか。
体験飛行に際する注意事項と共に今年の2月9日に堺市で起きたヘリコプター墜落事故を重く見た国交省の通達も紹介されていた。
これから夏に向けてランウエイの草刈りで活躍が期待されるトラクター。陰の立て役者にも光を!
ランウエイ上空はあちらこちらでせわし気に囀りながら上下を繰り返すヒバリ達でかしましい。
ランウエイの上でも一羽、喉をふくらませているのを見つけた。
栗橋で活動している学生航空連盟は連番の機体番号機を所有している。その一機が既にこのブログで何度か紹介しているJA2233 "Ka8B"で2006年夏に学生達の手でレストアされた機体だ。
もう一機がJA2234 "Ka6E"。どちらもAlexander Schleicher社の名設計者Rudolf Kaiser氏の手になる単座機。二機並んでいるところを撮ることはできなかったが今日はどちらも訓練に飛び立つようだ。
グライダー初体験者を乗せて飛び立つJA2346 "ASK13"。関宿滑空場でレストアされた、これもAlexander Schleicher社のRudolf Kaiserの設計の複座機。
松倉夫人にレクチャーを受ける体験飛行志望者は国際航空専門学校の生徒達。それぞれの初体験飛行に向け想いは様々のようだ。
左側で椅子に座っているのは新入会員候補達の前で余裕(?)を見せる先輩会員達。右奧に見えるのが体験飛行に備えるJA2346 "ASK13"。
訓練飛行・体験飛行を前にブリーフィング。飛行訓練を支えるピストカー、ウインチ、リトリブを担当する先輩達のコメントにも力が入ったのではないだろうか。
体験飛行に際する注意事項と共に今年の2月9日に堺市で起きたヘリコプター墜落事故を重く見た国交省の通達も紹介されていた。
これから夏に向けてランウエイの草刈りで活躍が期待されるトラクター。陰の立て役者にも光を!
ランウエイ上空はあちらこちらでせわし気に囀りながら上下を繰り返すヒバリ達でかしましい。
ランウエイの上でも一羽、喉をふくらませているのを見つけた。
栗橋で活動している学生航空連盟は連番の機体番号機を所有している。その一機が既にこのブログで何度か紹介しているJA2233 "Ka8B"で2006年夏に学生達の手でレストアされた機体だ。
もう一機がJA2234 "Ka6E"。どちらもAlexander Schleicher社の名設計者Rudolf Kaiser氏の手になる単座機。二機並んでいるところを撮ることはできなかったが今日はどちらも訓練に飛び立つようだ。
グライダー初体験者を乗せて飛び立つJA2346 "ASK13"。関宿滑空場でレストアされた、これもAlexander Schleicher社のRudolf Kaiserの設計の複座機。
2009-04-18
欽ちゃん
欽ちゃんの家を訪ねて我孫子駅で下車。呑んだくれていた頃に終電車で乗り越して来たことは何度かあるが日のあるうちに降りたのは初めて。駅前でタクシーを拾ってUターンする時の情けない気分も蘇らないくらい駅の周辺は様変わりしていた。
通りかかったカラスドアに"WATER LIFE PARTNER"と書かれている、ンッ何屋? 熱帯魚でも売っているのかと思ってガラス戸越しに中を覗いたら上下水道工事店だった。
白く咲きそろったハナミズキの街路樹の下を歩いて駅から5分あまり、一昨年11月に秋葉原で会って以来の欽ちゃんの住まいは直ぐに分かった。
当時は転職直後の独身貴族だった欽ちゃんも今は一児のお父さんだ。
可愛い奥さんの手料理を堪能しながら、今後の仕事の見通しや展開、その先の計画を聞かせてもらった。
通りかかったカラスドアに"WATER LIFE PARTNER"と書かれている、ンッ何屋? 熱帯魚でも売っているのかと思ってガラス戸越しに中を覗いたら上下水道工事店だった。
白く咲きそろったハナミズキの街路樹の下を歩いて駅から5分あまり、一昨年11月に秋葉原で会って以来の欽ちゃんの住まいは直ぐに分かった。
当時は転職直後の独身貴族だった欽ちゃんも今は一児のお父さんだ。
可愛い奥さんの手料理を堪能しながら、今後の仕事の見通しや展開、その先の計画を聞かせてもらった。
2009-04-17
北千住のプール(2)
午後3時半のプールではレーンを一つを使った幼児水泳教室が開かれていた。歩行専用レーンには水中歩行を続けるシニアが二人。残る二つのレーンには泳ぐ姿がない。一時間ほど泳いでいたがその間に新たな利用者は入ってこなかった。
初めてこのプールを利用した日に写真を撮れなかった東京芸術センター(左の高い建物)と東京芸術大学 足立区リエゾンセンター(中央と右側の建物)。
初めてこのプールを利用した日に写真を撮れなかった東京芸術センター(左の高い建物)と東京芸術大学 足立区リエゾンセンター(中央と右側の建物)。
2009-04-16
Display 2009
東京ビッグサイトで開催されている"Display 2009"を見てきた。
目指すは3D TVだが大きな展示はなかった。相変わらず立体視メガネを利用するものが主流のようだがメガネを使わなくても立体視が可能なタイプも健闘していた。
立体視メガネを使うタイプの方がコンテンツを作りやすいのだろう。
昨年より一回り大きい21インチの有機ELディスプレイが参考出品されていた。彩度の高い発色にディスプレイの前に建つビジターは一様に『こりゃきれいだ!』と声を上げていたが、その鮮やかな色合いは現実にはないものだとも言える。この鮮やかな画面を疲れずにズット見ていられるのだろうか、疑問が頭の中をかすめた?人垣が凄くて写真を撮ることができなかった。
有機ELディスプレイの隣のコーナーに並べられていたのが地上デジタル放送規格によるデモ画像を流している複数のメーカーによるパネル。こちらも繊細さを競っていた。下の写真はその一コマをデジカメで撮影したもの。
目指すは3D TVだが大きな展示はなかった。相変わらず立体視メガネを利用するものが主流のようだがメガネを使わなくても立体視が可能なタイプも健闘していた。
立体視メガネを使うタイプの方がコンテンツを作りやすいのだろう。
昨年より一回り大きい21インチの有機ELディスプレイが参考出品されていた。彩度の高い発色にディスプレイの前に建つビジターは一様に『こりゃきれいだ!』と声を上げていたが、その鮮やかな色合いは現実にはないものだとも言える。この鮮やかな画面を疲れずにズット見ていられるのだろうか、疑問が頭の中をかすめた?人垣が凄くて写真を撮ることができなかった。
有機ELディスプレイの隣のコーナーに並べられていたのが地上デジタル放送規格によるデモ画像を流している複数のメーカーによるパネル。こちらも繊細さを競っていた。下の写真はその一コマをデジカメで撮影したもの。