法事が重なった。飯野の
伯父の一周忌と伯母の三十三回忌。
会場は飯野東徳寺(馬頭観音)。市の説明標示によれば元禄16(1703)年、法印良快を中興の祖としているという寺だ。文化2(1805)年に法印快盛によって建立されたと伝えられる
本堂は朽ちる寸前。本堂横の奥まったところに木造の別棟があったが、それも今は10数年前に建て直されて鉄筋コンクリート造りになっている。
無住職寺なのでふだんは戸が閉まったまま。今まで内部を見る機会が一度も無かった。法事のために開けられた戸の中は仏壇を包むように龍の袖幕が掛かっていた。
安置されていた仏像は珍しい半跏地蔵尊だった。