2019-01-31

百人一冊

高岡さんのFacebookへのコメントで気づいて多田進さんの50年間に及ぶ装幀作品展「百人一冊」へ。
会場は青山のウイリアムモリス。気づいたのが遅く今日が最終日。
展示作品を一点ずつ手に取っているうちに会場に見えた多田さんと再会。往時の美麻文化センターや御宿の話しで盛り上がる。久しくも思いがけない時間だった。

2019-01-28

現役 Mac 二台

インフルエンザからのリハビリも兼ねてアップ。知人の事務所で今も現役バリバリの Macintosh 二台。

◆ iMac G3, Bondi Blue (1998)
自分でもCPUとHDDを換装して大分長いこと使っていた。
モニターの下半分の色が濃いのはリフレッシュレートに対して撮影時のシャッター速度が早すぎたため。



◆ iMac G4, Flat Panel (2002)
このデザインは好きになれず、自分では一度も手にすることはなかった。

2019-01-25

銀座999

消化不良を起こした映画の後は気を取り直してベトナム・レストラン999のフォーガとカレー、春巻きにビールでランチ。

ナチス第三の男

ラインハルト・ハイドリヒ(ジェイソン・クラーク)は社交場出会った貴族階級の女性リナ・フォン・オステン(ロザムンド・パイク)の勧めでナチに入党し間もなくリナとも結婚する。



諜報機関のトップにつきユダヤ人大量虐殺に突き進んで行く。話しはここまでで半分、残りの半分は焦点がズレてくる。



英国で訓練を受け受けプラハに送り込まれたチェコのレジスタンスグループが、ラインハルト・ハイドリヒの暗殺に向かう。送り込まれたのはヤン・クビシュ(ジャック・オコンネル)、ヨゼフ・ガブチーク(ジャック・レイナー)他数名。

作品のタイトルから、何故ラインハルト・ハイドリヒが大量虐殺に突き進んでいったのかをもっと抉り出した作品かと思って見始めたので消化不良を起こしてしまった。

2019-01-20

麻賀多神社

い志ばしからホンの一走りで平安時代に編纂された「延喜式」にも記録されている麻賀多神社総本社へ。
鳥居の前にある古い店が営業しているのを見たことがないが寿司屋だ。



昨年(2018年)3月に建替え竣工した拝殿。



拝殿裏は1673(寛文13)年に築造された一間社の流れ造りによる本殿。



樹齢1,200年の「公津大杉」はこの神社のご神木。太さ8m、高さ40m。

い志ばし

念のため店の裏に回って見たら席待ちゼロの「い志ばし」でランチ。



いつもの「うな重」はウナギがひところより小振りになったが味は変わらない。

2019-01-19

バハールの涙

戦地で自身の片眼と夫を失った後もアイパッチを着けて取材を続ける戦場記者マチルド(エマニュエル・ベルコ)はクルド人自治区に取材に入りバハールの部隊に出会う。



クルド人でヤズディ教徒のバハール(ゴルシフテ・ファラハニ)はIS(イスラミックステート)に家族を殺され息子を人質にとられてしまう。その息子を取り戻すために女性武装部隊「太陽の娘達」を結成し最前線に身を投じる。原題の "Les Filles Du Soleil" はこの部隊の名前。
息子を無事に取り戻して物語はハッピーエンド風に終わるが、クルドの人々の苦難は終わっていない。

メハマン

地元駅前のメハマンでランチ。
ガーリック・ティカとククリ・ラムのハイボール。ククリ・ラムは結構甘い。



カレーの代わりに頼んだチキン・チャウミンは思い切り辛くしてもらった。

2019-01-18

山形田

上野から銀座へ移動。
今日はどうしてもこれで無ければ!
「山形田の酒」+「かき揚げ」と「冷やし地鶏ソバ」の二部構成。


顔真卿 —王羲之を超えた名筆—

東京国立博物館。午前9時30分。



1月16日から始まった「顔真卿 —王羲之を超えた名筆—」展(2月24日まで)。台北の故宮博物院から初来日した展示の目玉「祭姪文稿」の前は空港の混雑しているチェックインカウンターの前状態。前も後も中国語の団体さんばかり。



唯一撮影が許可されている「紀泰山銘/唐玄宗筆/唐開元14(726)年」。



「紀泰山銘」の部分。

2019-01-14

若手支援プロジェクト vol. 9 展 edge

荒木 美由さん企画の若手支援プロジェクト vol. 9 展「edge」がいりや画廊で開かれている(1月19日まで)。



かねこさとこ、菊地綾子、シバミノル、瀬川怜、新妻篤の各氏の作品が展示されている。



◆かねこさとこ/LAN



◆新妻 篤/Low Phase(大理石 W30 x D35 x 43 cm)

2019-01-13

2018十大選書

蘇精さんから、彼が書いた『鑄以代刻』が北京紙「新京報」によって2018年の十大選書の一冊に選ばれたと知らせて来た。
蘇精さん、受賞おめでとうございます!

オールド・サイゴン

ランチはオールド・サイゴン。牛肉・野菜・海老の網油包み焼き。一人では量が多くて思い切らないと頼めない。



五目チャーハンは優しい味付けで、口に入れたときのカリカリ感が徹底していて、完食してしまった。

蜘蛛の巣を払う女

原題は "The Girl in the Spider's Web" 。リスベット・サランデル( クレア・フォイ)はフランス・バルデル博士が息子のアイデアを元に開発した核攻撃プログラムをアメリカ国家安全保障局から取り戻して欲しいと依頼される。ドラゴン・タトゥーの女シリーズ最新作。



プログラムの横取りを企み実の姉を襲うのは16年前に別れた双子の妹カミラ(シルヴィア・フークス)。



妹の網に掛かったリスベット。



一度も笑わないリスベットは妹を追い詰めたこのシーンでホンの少し微笑んだように見えた。
ドンパチドッカ〜ンシーンが多いのに全編冷たいタッチなのは監督(フェデ・アルバレス)の意図か。テンポがあってダレずに最後まで楽しめた。

2019-01-12

明朝体の教室(2)

「明朝体の教室」第二回は第一回に引き続いて「錯視の回避と部分のデザイン」。講師は鳥海修さん、聞き手は小宮山博史さん、会場は阿佐ヶ谷美術専門学校。


游明朝体がどのようにしてデザインされたのか、講師の鳥海さんに第一回以上に踏み込んだ質問を投げ掛かる小宮山さん。



タイプフェイス・デザインに関して、特定の文字を取りあげてこれほど詳細な分析をしたセミナーは多分初めてだろう。



企業内のノウハウでは無いかと心配になるほど手の内を明かして小宮山さんの問いに答える鳥海さん。



明朝体の教室(1)」の講演録が冊子になった。
このセミナーが終了したときの講演録集は明朝体デザインの二つと無い手引き書になるハズだ(左:表紙/右:裏表紙)。

カフェ・バリ・チャンプル

カフェ・バリ・チャンプルの前に待っていた冷たい仕打ち。
かくして新高円寺でランチ難民になる。

2019-01-11

銀座999

重苦しい雨ばかりの中国映画の後は、ベトナム・レストラン銀座999のコムビンザンとビールでランチ。

迫り来る嵐

董越(Dong Yue)監督のこれが初長編作品になる「迫り来る嵐」、原題は「暴雪将至」。なんと雨の多い映画だ。始まってから終わるまでズット重苦しい雨が降っている。
1997年。中国の地方の古い製鋼所で警備員をしているユィ・グオウェイ(段奕宏 Duan Yihong)は若い女性の連続殺人事件の捜査に首を突っ込み、犯人を追い回す。



この町を出て香港に行きたがっているユィの恋人イェンズ(江一燕 Jiang Yiyan)にユィが『目をさませ』と言うと『覚めていないのはあなたのほう』と切り返す。
このセリフのやり取りがシュールなこの作品を象徴している。
エンドロールの始めに「2008年、この年は100年振りの大雪で各地で大きな被害があり……」と出てきたが、2007年3月に遼寧省の盤錦で出会った雪が、中国東北地方を襲った100年ぶりの大雪だとかで、エライ目に会ったのを思い出した。

2019-01-09

天文学と印刷

開催期間が長いので何時でも行ける「天文学と印刷 新たな世界像を求めて」展、気づいたら最終日まで残り10日間、印刷博物館まで行ってきた。



十六世紀のヨーロッパでそれまで絶対であった天動説がコペルニクスが唱えた地動説に取って代わっていった陰に、グーテンベルクの活版印刷の存在があったことを、稀覯本を陳列して見せてくれる。
展示されている稀覯本の全てが黒地を背景にしたガラスケースに納まっており、照明がガラスケースに反射してケース内の説明カードが非常に読みにくかったのは残念。


図録が秀逸で、昨年の「第60回 全国カタログ展」において「文部科学大臣賞」と「審査員特別賞(柏木賞)/金賞」をダブルで受賞している。

<左:裏表紙/右:表紙>


以下は地動説について初めてニコラス・コペルニクスが書いた「天球の回転について」を、ヨハン・ペトレイウスが印刷・刊行した初版本の紹介ページ。

2019-01-07

舟甚

何時ものメンバーが集まり舟甚で新年会。
膝元の狭い席も何のその、酒とジャズと……話題に事欠かない楽しい時間が過ぎてゆく。酒のリストが三分の一になっていた。


奥村巴菜展

奥村巴菜展は今日からギャラリー・オカベで(1月19日まで)。
今日の奥村さん、昨年お目にかかった時より気持ちフックラ。その表情にも余裕のようなものが見えた。

◆ミミツキゾウムシ(部分)/陶土・釉・上絵・銀 2018


◆ツルカメツノゼミ/陶土・釉・上絵・銀 2016



オープニング・パーティーでは旧知のアーティストやキュレーターに新年の挨拶をすることができた。