Ka8B JA2233
学生航空連盟所有(読売大利根滑空場)
製造年:1963(昭和38)年12月17日
製造社:Alexander Schleicher社(ドイツ)
設計者:Rudolf Kaiser
20世紀のポスター[図像と文字の風景]
ランチの後は目黒の東京都庭園美術館へ。
こちらで開催されている「20世紀のポスター[図像と文字の風景]―ビジュアルコミュニケーションは可能か?」は4月11日まで。
写真は館内で配布されていた出展作品リスト。ポスターの展示は新館も含めて130点。
写真は館内で配布されていた出展作品リスト。ポスターの展示は新館も含めて130点。
二値画像しか扱うことができなかった初期のMacintoshで作られたエイプリル・グレイマン(April Greiman)の「伝わっていますか?(Does It Make Sense?)」の実物を見ることができた(下図)。自身の全身像はディザ処理されている。画像は “NC State University" の “History Of Graphic Design" より。
新館の Café Teien で一休み。
白梅が満開だった。
2021-02-26
我楽他宗
橋本駅からバスで5分、多摩美術大学にやって来た。
昨日(2月25日)からアートテーク・ギャラリーで「我楽他宗──民藝とモダンデザイナーの集まり 」が開催されている(3月6日まで)。
「『我楽他宗(がらくたしゅう)』とは、 大正期から昭和初期にかけて活動していた、蒐集好きで自身の『趣味』を追求する人びとの集まりです。我楽他宗を率いたのは三田平凡寺という人物でした。日本全国から蒐集家、知識人、芸術家らが集い趣味品の交換会などをおこなう一方、日本における伝統とモダン、歴史、宗教、スピリチュアルなど多岐にわたって議論を交わし、その内容を掲載した雑誌を刊行するなど、ダイナミックかつクリエイティブな集団でもありました(多摩美術大学公式サイトより)」。
写真はチラシ(左)と厚みが7mmもある無償で配布されているカタログ。 空間をゆったりとった会場風景。
写真はチラシ(左)と厚みが7mmもある無償で配布されているカタログ。 空間をゆったりとった会場風景。
2021-02-21
2021-02-19
ある人質 生還までの398日
怪我のためデンマークの体操代表から外れたダニエル・リュー(エスベン・スメド)は2013年5月、写真家として内戦中のシリアに渡るが、CIA 局員と間違われイスラム過激派の一派によって誘拐される。
398 日間にわたって IS(イスラム国)の人質となりながら、奇跡的に生還したダニエル、実話をもとにしたこの作品はテーマも映像もヘヴィーだった。 誘拐されたダニエルは拷問と飢えに苦しみ、地獄の日々を送ることとになり、家族の元には巨額の身代金が突きつけられる。
テロリストと交渉しない方針のデンマーク政府から支援を受けることができない家族はどのようにして 200 万ユーロ(約2億 5570 万円)を集めるのか。
398 日間にわたって IS(イスラム国)の人質となりながら、奇跡的に生還したダニエル、実話をもとにしたこの作品はテーマも映像もヘヴィーだった。 誘拐されたダニエルは拷問と飢えに苦しみ、地獄の日々を送ることとになり、家族の元には巨額の身代金が突きつけられる。
テロリストと交渉しない方針のデンマーク政府から支援を受けることができない家族はどのようにして 200 万ユーロ(約2億 5570 万円)を集めるのか。
2021-02-13
2021-02-12
私は確信する
2000年にフランスで起こった「ヴィギエ事件」を題材にしたお勧めの作品。
2000年2月27日、日曜日。フランス南西部に住む女性スザンヌ・ヴィギエが失踪し、夫のジャック・ヴィギエ(ローラン・リュカ)に殺人容疑がかけられる。しかし明確な動機がなく、スザンヌの遺体も見つからなかったためジャックは証拠不十分で釈放される。
2009年、ジャックに対し殺人罪を問う裁判が始まり、メディアは連日、この事件をセンセーショナルに報道する(無罪になったのに再裁判というのがフランスの司法制度にあるのだろう)。 ジャックの無実を信じ、彼の家族に寄り添うシングルマザーのノラ(マリーナ・フォイス)は、敏腕弁護士エリック・デュポン=モレッティ(オリヴィエ・グルメ)に弁護を依頼し、自らもデュポン=モレッティのアシスタントとなって事件関係者による250時間におよぶ電話の通話記録から、ジャックの無実を立証する会話を探す。 ラストのデュポン=モレッティ弁護士の最終弁論は圧巻。メディアの過熱報道に煽られ、警察の先入観による捜査を危惧し、推定無罪が踏み躙られてはならないと訴える。いささか演技過剰というか演出過剰というべきか、冷静なデュポン=モレッティ弁護士がここでは熱すぎる。
2000年2月27日、日曜日。フランス南西部に住む女性スザンヌ・ヴィギエが失踪し、夫のジャック・ヴィギエ(ローラン・リュカ)に殺人容疑がかけられる。しかし明確な動機がなく、スザンヌの遺体も見つからなかったためジャックは証拠不十分で釈放される。
2009年、ジャックに対し殺人罪を問う裁判が始まり、メディアは連日、この事件をセンセーショナルに報道する(無罪になったのに再裁判というのがフランスの司法制度にあるのだろう)。 ジャックの無実を信じ、彼の家族に寄り添うシングルマザーのノラ(マリーナ・フォイス)は、敏腕弁護士エリック・デュポン=モレッティ(オリヴィエ・グルメ)に弁護を依頼し、自らもデュポン=モレッティのアシスタントとなって事件関係者による250時間におよぶ電話の通話記録から、ジャックの無実を立証する会話を探す。 ラストのデュポン=モレッティ弁護士の最終弁論は圧巻。メディアの過熱報道に煽られ、警察の先入観による捜査を危惧し、推定無罪が踏み躙られてはならないと訴える。いささか演技過剰というか演出過剰というべきか、冷静なデュポン=モレッティ弁護士がここでは熱すぎる。