2009-01-31

エレジー

 30歳以上年下の恋人がいるオトコはこの映画を見るといい。
 人生経験豊富で何でも知っている30歳以上年上の男に恋をしたオンナはこの映画を…、見ても見なくてもどちらでもご随意に。そんな女性には何の参考にもならないだろうから。
 自分以外の様々なヒトとの様々な距離のとり方・つめ方を身につけるのは何歳になっても難しいようだ。
 官能的な映画なのかと思っていたが『老い』とは何かを考えさせるIsabel Coixet監督の「エレジー(原題:Elegy)」だった。

2009-01-30

青 --> 黒

 丸金での遅い昼食を済ませて、伊東屋に修理に出していた頂き物のボールペン"PARKER DUOFOLD"を受け取りに行く。落としたはずみにクリップの下が割れてしまったのだ。
 修理に出すときに、同じ色柄は現在製造中止になっており修理するなら黒色になるといわれた。割れてしまった青の色柄は気に入っていたので残念だが、それも止む無し。
 修理受付伝票と交換にカウンターのトレーには修理されたものと壊れてしまったものの2本が並べられた。会計を済ませるとその2本を袋に入れて渡された。
 これじゃ修理じゃなくて新品の黒色を修理代(販売価格の30%程の価格)で買ったのと同じことじゃないか。ま、どっちでもいいけど…。

影丸 --> 丸金

 Gallery Okabeで話し込んでしまい昼時を過ぎてしまった。松屋裏の「影丸」に入ったら店内は満席、『少しお待ちください。』と言われ、チケットを買おうとしたら券売機がない。
 『変だなぁ?』と思いながらカウンター内のスタッフに目をやると黒色だったはずのユニホームの色が違ってる。おまけにその背中には『丸の中に金』とある。店内の様子は影丸の時とさして変わらないがいつの間に「影丸」から「丸金」に変わっていたのだ。
 丸金は豚骨だろ、影丸の醤油ラーメンはよかったのにな。ぶつくさ言っても始まらないので定番の「まるきんラーメン」を頼んだ。一風堂の豚骨ラーメンより気持ちサッパリしている。麺は似たり寄ったりの細麺。
 大きな声を交わす客は団体の旅行者らしい。それも中国語(北京語)。彼らが席の8割方を占めてやかましい。帰りがけに店のスタッフに聴いたところ最近、外国からの旅行者が急に増えているのだという。
 そういえば王さんも代さんもラーメンを食べたがったっけな。

舘山拓人展

 ゲバラの半生記を見た後、銀座四丁目「和光」裏にある「Gallery Okabe」に寄ると、案内状をもらっていた『舘山拓人展』が開催中だった。
 会場にいた作家の舘山さんに話を聞くことができた。『制作を続けてゆくうちに手に対する執着が増してきて現在の形にたどり着いた。頭は手をまとめるために残されている。』のだという。
 写真は「ある時の情景 ─流転─」
 話し込んでいるうちに今回の個展を企画したCASADOの風戸重利さんもやってきたので、お二人にお願いして早速カメラに収まっていただいた(風戸さん(左)と舘山さん)。

チェ 28歳の革命

 今日が最終日と知って慌てて出かけた日劇PLEX。お目当てはSteven Soderbergh監督作品『チェ28歳の革命(原題:Benicio Del Toro CHE Part 1)』。
 エピソードをつなぎ合わせたような語り口で、メキシコからキューバの革命に身を投じたアルゼンチン人、エルネスト・ゲバラ(チェ・ゲバラ)の人となりが描かれている。
 「革命とクーデターは違うんだ!」
 「農民を尊敬しろ!」
などゲバラのいくつかのセリフが館内が明るくなってからも耳に残った。
 続編となる『チェ 39歳 別れの手紙』は明日から公開される。

2009-01-29

カーエレクトロニクス技術展

 一番ホットだったのが語呂合わせではなく半田コーナー。これは意外だった。無鉛は今や当たり前、無銀というのもあった。
 細部を自動で半田付けする機会に人が集まっていた。
 自動半田付け機のブースに並んで高機能半田ゴテを並べるブースもあった。高機能半田ゴテは昔ながらの形状で見ただけでは何が高機能なのか分からなかった。
 人だかりが切れる瞬間を待ってやっと撮影できた"Girasole Elettrica"。イタリアの二人乗り電気自動車だ。
 世界中の自動車産業が窒息寸前というニュースしか流れてこないご時世だが、この「カーエレクトロニクス技術展」の人出を見て少しホッとした。
 「第一回 国際カーエレクトロニクス技術展」は東京ビッグサイトで明日まで開催されている。

柚子饅頭

 三澤さん、台北から来日しているFisherさんと一緒に昼食を終えて事務所に戻る途中で、Fisherさんが「塩野」に寄りたいというのでついていった。店に入るなりしばらくガラスケースの生菓子を見ていたFisherさん、『好きなのを一つずつネ!』と一言。
 Fisherさんは「梅が香(右)」を、三澤さんは「初午(左)」を、そして私は「柚子饅頭(中)」を選んで事務所に戻った。
 ほのかな柚子の香りを含んだ皮とジンワリと口の中に広がる抑えられた甘さの餡、初めての柚子饅頭だ。
 Fisherさん、ご馳走さまでした。

2009-01-28

赤面(秦明)

 先日の「大宅門(Dazhaimen)」には小さなステージがあり、「中国雑技」や「変面」が演じられていた。
 この京劇の赤面(泰明という役どころらしい)はその時の変面の演技者からもらったもの。せっかくなので勤務先の机の前に下げてみた。

2009-01-26

春節

 今日は春節(中国の旧正月元日)。英語では"Luna New Year"と言うようだ。
 今週一杯は台湾の事務所も中国の事務所も旧正月休み。お陰で東京の事務所も静かになりいくらかノンビリした気分になる。
 北京の「大宅門(Dazhaimen)」で食事をしたときにもらった春節に飾る紙細工を組み立てて飾ってみた。

2009-01-24

IXY 900IS

 2007年2月から使い始めてからそろそろ2年になるIXY 900IS。モードダイヤルが割れたりファインダー内とCCDにゴミが入ったようなので新宿三井ビルまで足を伸ばし、キヤノンサービスショップ持ち込んだところ夕方5時半過ぎには直ってきた。修理内容は
  (1)CCDとレンズ系の交換
  (2)ファインダーユニットの交換
  (3)モードダイヤルと後カバーの交換
  (4)機番の交換(機番が消えていたため)
 かかった費用は9,975円。モードダイヤルが割れたときに同じサービスショップで修理費用を訊いたところ10,000円ほどかかると言われたので、今回の修理でカメラの心臓部が一新されたのに同等の費用だったのでひどくトクをした気分だ。
 さっそく都庁舎の都民広場を撮影してみた。

上海鍋

 ランチメニューには無いのだが店長の陳さんがサービスですよと言って出してくれた上海の熱々鍋。シャリッと感が残っている青梗菜と甘辛く濃いめに味付けされた椎茸、濃厚な鳥スープの底には溶け出す寸前のサトイモが沈んでいる。蔬菜鍋というらしい。
 こういう驚きがあるからついつい唐園通いをしてしまう。
 ランチをサービスの鍋だけで済ませたわけではなく鶏肉唐揚げニンニク添えと回鍋肉をいただいた。
 鶏肉唐揚げはカリンカリンの皮にニンニクの香りが絡まり食欲をそそる。
 回鍋肉はチョット甘めでこれが上海風なのだろう。

2009-01-23

出版UDとシディーク

 「出版社のための出版UDセミナー2008」シリーズ最終回「UDマーケティング~“わかりやすさ、使いやすさ、ここちよさ”がキーワード~」が一ツ橋の日本教育会館で開催された。
 セミナー後の懇親会を経て地下鉄神保町駅A1出口横にあるインド・パキスタン料理店「シディーク」で有志による二次会。
 集まった自分以外の有志は皆さん、読書に不便を強いられている人達(乱視+老眼で自分もその一員であることを知らされたわけだが)の読書を考え、支え、途を開こうと力を注ぐ先駆者達だ。
 二次会の会計があんまり安いのでビックリ。シディークは値段だけでなく料理も本格派、お勧めです。

戦場のレクイエム

 2007年8月に鞍山に行ったときに買った怪しげなDVDの中に表題のオリジナル映画(原題:集結號)が入っていた。
話の顛末がよく分からないまま見ていたが、内容は1948年の中国国民党軍と人民解放軍による内戦時の話だ。
前半の戦闘シーンが圧巻。後半は内乱後に主人公が仲間の汚名をそそぐ話。せめて日本語の字幕でも入っていればと思ったのだが、比谷シャンテシネにかかっているのを知って見てきた。
DVDでは大事な部分でセリフが分からず話を誤解していたが、今日劇場で見た日本語字幕のお陰でストーリーが理解できた。
共産党の宣伝臭はゼロ。むしろ問題提起をしている内容だ。興味のある方には是非お勧めする。

2009-01-21

Allegra

 今年の杉花粉の飛び始めは2月中旬頃からと昨日の天気予報で聞いたので早速耳鼻科に行ってAllegraをもらってきた。一ヶ月分2,060円と処方薬としてはチョット高めかな。
 毎年花粉が飛び始める一ヶ月ほど前からAllegraを飲み始める。
 飛散が始まるまでは一日一錠、飛び始めたら朝晩一錠ずつ。この薬が体に合っているのか、小さな錠剤を一日に二回飲むだけでアレルギー症状は殆ど出なくなる。
 今日からAllegraを飲み始める。

2009-01-20

異業種交流会

 新装なった赤坂「火鍋屋」で異業種交流会開催。
 料理が出る前にメンバー紹介、アライさん、モリさん、ユカワさん、ヒライシさんと我が同僚于くん。
 最後のデザートはアライさん差し入れの「湯圓」で、早めの春節もお祝いした。
 辛い火鍋料理のお供をしてくれたのは、これもアライさんが中国広西壮族自治区から持ち帰った「桂花酒」。甘い香りのアルコール32度は今年最初の異業種交流会をおおいに盛り上げてくれる一本になった。
 アライさん、いつもありがとうごあいます。

2009-01-19

朝日

 Solo IIを朝5時15分過ぎに出て30分ほどで北京空港に着いた。こんなに早い時刻に空港にいるのは初めてだ。
 搭乗便のチェックインカウンター前はカートに巨大な荷物を載せたグループを先頭に既に20人ほど並んでいるが未だ開いていない。
 チェックインが始まるのを待つうちに朝日が登ってきた。

2009-01-18

Solo II

 昼食を終えて部屋に戻りカーテンを開けると眩しいくらい明るい。向かいはいつもより洗濯物がかかっている部屋が多いが今日が日曜日だからだろう。
 格子状に並ぶ部屋に後から取り付けたように小部屋が突き出しているのは誰の工夫なのか?
 向かいからもこちら側は似たように見えるはずだ。
 北京に来る度にSolo IIを利用するのは地の利がいいのと安全なのと安いのが理由だ。部屋のオーナー孫さんも誠実で優しい人柄なので、これもここを利用する大きな理由の一つだ。

2009-01-17

スパと海老

 崇文門からは少し遠かったが地下鉄とバスを乗り継いで北京市の東外れ燕湖銘酒厰にある「運河苑度暇村」で温泉に浸かってきた。スパリゾートの中国版だ。入場料300元をとられてずいぶん高いのに家族連れ、若いカップル、職場のグループ風とロビーはごった返すほど混んでいるのがちょっと腑に落ちなかった。
 出るときにロッカーキーを返すと164元戻ってきた。最初の300元はデポジットだったみたいだ。これで、カフェテリアといえば聞こえがいい食堂で食べ放題ならロビーの混みようは納得できる。
 夜は任、飛、Ivan、劉さんと再会。西工体北路の「大宅門(Dazhaimen)」の晩餐は店の名に恥じない味とサービスで久しぶりにリッチな食事だった。特に写真の串に刺して蒸した海老は今まで口にしたことがない甘味噌のような味と香りでついつい本数を重ねてしまった。
 大宅門と言う店には2006年4月2006年10月に行ったことがある。今回も含めると三軒目だが全て立地も雰囲気も違うが系列店なのだろうか?

2009-01-16

前門

 日が落ちてから再度外に出てみると昼間気づかなかった赤提灯の列が舗道を飾っていた。街は春節を迎える準備が終わっているようだ。
 新世界百貨店前に赤い提灯の下は縁起物の春節飾りを売る屋台がずぅっと並んでいる。
 地下鉄を前門で下りてライトアップされた前門大街を見に行った。
 ここが再開発されて現在の街並みになる北京オリンピック前とはあまりにも違いすぎる。古い街の面影も味わいもないレプリカの街を見るようだ。ただし、ライトアップされた建物が奧に向かってずぅっと並ぶ様は確かにきれいだ。

2009-01-15

零下8度

 Solo IIに着いたのは23時を過ぎてしまったが空港に着いて直ぐに孫さんに電話を入れておいたので門まで若い人が出迎えてくれた。
 宿泊料はオリンピック前の一泊150元に戻っていた。とりあえず荷物を置いて近くのセブンイレブンに水を買いに出る。この辺りで明かりが点いている店はセブンイレブンと手前のタバコ酒店スーパーしか無い。
 零下8度だと言うが東京にいるときと同じような服装なのに、それほど寒さを感じないのは風がないからか。

2009-01-13

電子ブックリーダー

 30代中頃・ネクタイ・スーツ姿の男性が帰宅の通勤電車の中で手摺りに寄りかかりながら、見慣れない大きめの電子端末(ハガキを2枚横に並べたほどの大きさで厚みが3cm位)の画面を熱心にのぞき込んでいる。顔とディスプレイの距離は10cmもあったろうか。
 この端末、片手で持っている姿を見ても無骨で大きい。後から覗き見た画面は薄青いコントラストの乏しい画面で、そこにはコミックが映し出されていた。電子端末で実際にコミックを見ている人を初めて見た。
 ウエブで似たような端末を探すとカラー表示に対応したWords Gearが見つかった。車内で見た機器は画面がモノクロ、機器本体黒かったのであるいはWords Gearの初期バージョンだったのか。
 専用の電子ブックリーダーを使用している光景に初めて出会った車内の光景だった。

2009-01-12

ミゾレとDCMXカード

 地下鉄を京橋で降りて地上に出ると雨が降っている。家を出たときには青空だったのに。空気も冷たくなっていた。明治屋で買い物を済ませるころには雨がミゾレに変わっていた。
 ミゾレの中、中央通りを日本橋まで歩く。途中でDoCoMoショップを見つけたので雨宿りついでに今週末必要になるレンタル電話の手続きをする。担当してくれた郷間さん、胸に「見習い」と書かれた札を付けていたが店内が空いていたせいもあるのか、こちらの与太話に丁寧につきあってくれた。
 最後に彼女からDCMXなるクレジットカードの営業をかけられた。携帯電話の使用料を現在の銀行引き落としからこのカード経由にすると、携帯電話のレンタル料金が無料になったり、ドコモポイントが貯まりやすくなるという説明だった。会費は無料なので是非入会しないかという。
 ドアから外を見ると歩いている人達は未だ傘を差している。もう少し説明を聞いて彼女に協力することにした。

2009-01-11

役員会

 10:00から14:00まで昼食を挟んだ建設委員会。
 地上デジタル放送受信対応工事とエレベーター改修工事の打合せでは、施行業者からも協力要請や注意事項が示されおり住民の積極的な協力が求められている。工事がスムーズに進むかどうか理事会の舵取りが問わる。
 14:00から15:30まで今年最初の理事会。
 管理会社から定例の会計報告を受け懸案事項の進捗状況を確認する。
 頭が痛いのは昨年末で任期を終えた建設委員三人の後任の人選。この管理組合ができた30数年前の居住者は全員が若くその殆どが区分所有者だったが、今は居住者の年齢が上がり外部に住む区分所有者の比率も高くなっており役員の引き受け手が極端に減ってしまった。
 理事会の後直ぐに理事会の人選に従って副理事長と一緒に建設委員就任をお願いに回ったが快諾を得られたのは一人だけ。
 やっぱり頭が痛い。
 写真の建物は松戸駅のホームからのもので、この書き込みとは関係ない。

2009-01-10

MYST IVの謎

 起動途中で終わってしまう"MYST IV REVELATION"のその後。
 このMYST IVが自宅で使用しているものと全く同じ型のPCで動くことを確認した後で唯一の違いを思い出した。CD/DVD DriveをDVD-ROMにするためにファームウエアをアップデートしたことだ。そこでCD/DVD Driveのファームウエアを出荷時に戻すためにダウンデートを試みたが不可。
 Macintoshで楽しんだ"MYST III EXILE"がハイブリッドだったので試しにこれをインストールしてみたら動くではないか。ついでに最終バージョンの"MYST V END OF AGES"も試してみたらこれも動く。
 IIIとVをインストールしたまま再度IVを試してみたが結果は同じ。今月7日から色々やってみたがIVが動かないという謎だけが残った。
 結局はどんな返事をもらえるか分からないがメールでサポートに問い合わせることにした。
 この写真は、先に進みたい気持ちを抑えてアンインストールした"MYST V END OF AGES"の中の一場面。写真はどちらもWeb上で見つけてきたもの。

2009-01-09

英国王給仕人に乾杯!

 チェコ映画に詳しいわけではないが今評判のイジー・メンツェル監督作品『英国王給仕人に乾杯!(原題:Obsluhoval jsem anglického krále、英題:I Served the King of England)』を見てきた。
 作品の中で主人公が何度もつぶやくセリフ「幸運には不運が、不運には幸運が、いつもドンデン返しでやってくる。」を聞いてスタンリー・キューブリックの「バリー・リンドン」と「人間万事塞翁が馬」が頭に浮かんだ。
  監獄から出所した主人公ヤン・ジーチェが厳しい条件の中で新しい生活を築きながら野心に溢れていた若い頃を回想する構成は内容が盛り沢山だが、ストーリー展開は大変に分かりやすくおもしろい映画だ。
 チェコスロバキアが辿った厳しい歴史の一端を知ることもできる。
 過去を回想するヤン・ジーチェ(オルドジフ・カイゼル)と若いヤン・ジーチェ(イヴァン・バルネフ)の対比が際立って見事だ。
 ビールと豪華な食事を真ん中に置いておかしくも悲しく、日和りながらも逞しく時代に流されたヤン・ジーチェが最後にたどり着いたところは理想郷のように思えた(写真は同映画の公式サイトから拝借した)。

2009-01-08

金巻芳俊彫刻展

 ギャラリー・オカベの2009年オープニング展は『金巻芳俊彫刻展 ─心象エクスプレッション─』。年賀状と一緒に受け取った同展案内状の作品写真を見て他の作品も見たくなった。
 案内状にあった写真の作品は思っていたより小さな作品だったが、その周囲にはイリュージョンの風が薫っている。ここ数年取り組んでいるモチーフだと、会場でお会いした作家の金巻さんから伺った。
 立体作品では初めて見る幻視作品だがスケッチの代わりに粘土で大まかなイメージをつかんだら、後は直接木に彫りつけてゆくそうだ。

2009-01-07

Myst World

 1990年代終わり頃の"Myst"から始まったCYANのMYST Worldは、その後"RIVEN THE SEQUEL TO MYST"、"MYST III EXILE"、"MYST IV REVELATION"へと続き"MYST V END OF AGE"で完結する。MYST IIIまではMacintosh Classic OSで楽しんできたがそのマシンもとうに無い。
 昨年の暮れに急にMYST Worldに浸りたくなり未制覇だった"MYST IV REVARATION"と"MYST V END OF AGES"をAmazonで入手しておいたがやっと時間ができて手元のNote PCにインストールした。
 ところがこれが起動しない。
 勤務先のiBookとHPのNote PC、三澤さん所有の自分と同じマシンでは正常に動くことを確認した。これから自分のマシンでプレイできるようになるまで原因究明が続きそうだ。
 下の画面はゲームが始まって間もないアトラスと出会う直前のシーン。Webで見つけてきた。

2009-01-06

ミルフィーユ

 未だ一度も入ったことがない赤坂 Biz Tower の "Vieille Vigne Maxim's de Paris" のドアを開けてみた。時間は午後の4時半頃なので客はいなかったがいい雰囲気だ。
 この店のドアを開けたのは昼間からワインを飲もうというわけではなく、この季節のミルフィーユを買うため。我が伴侶が26年前に他界した彼女の母親の年齢にたどり着いた日なので区切りを祝うアクセントにと思いついてのこと。

2009-01-05

仕事始め

 今日が仕事始め。大きなマスクをかけたままの小姐一人を除いてあとは皆元気な顔だ。
 午後2時半から会議電話を使って台北の本部と相互に新年の挨拶を交わす。Amyさんの年頭挨拶のあとにそれぞれの立場で述べられたコメントは各人各様だったが、誰もが言いたいことをストレートに語っていた。
 この会社の好いところは東京と台北の距離、トップと社員の距離がとても近いことだ。かといってべたべたしたところがない、誠に居心地がよい職場だ。

2009-01-04

キャップの落とし穴

 今日で正月休みも最後だ、昨年9月に于くんのお父さんからいただいた『廬州老窖』を開けた。こぶりな瓶は500cc入り、中味は52度。
 我が一押しの白酒『五粮液』と同じ52度なのにきつくないのはなぜだろう?五粮液よりも口当たりが優しい分香りが立ってこないのは残念。
 グラスに注いでさてキャップをしようとしたら「なんだコリャ?」キャップの真ん中に穴が空いている。上の写真を確認するとキャップの真ん中が丸く凹んでいるのが見えるが、キャップを外すときにその部分がそっくり抜けるようになっていたのだ。
 一度開けたら蓋をすることができないと言うことは蓋は必要がないということで、開けたら空にしろと言うことなのか?多分そういうことなんだろうな。
 白酒の瓶の口には一度に大量に注いでしまうことのないようにと、大抵写真のようなプラスチックの注ぎ口が嵌め込んである。このままでも良さそうなものだが52度の酒、放っておいたらアッ言う間にアルコールの飛んだ間抜けな飲み物になってしまうんだろうな。ということで捨てずに積んであったワインのコルク栓のなかから寸法の合うものを探して嵌め込んでおいた。

2009-01-03

波と校歌

  ♪ 波打つたび 打つたびに 岸の真砂は 輝きて
    心を洗い身を鍛え いつかはならん 大岩と ♪
    (小林愛雄:作詞/弘田龍太郎:作曲/森 淑江:編曲)
は今は合併で学校の名前が変わってしまった我が小学校の校歌。
 宿の部屋の真下で寄せては返す波音を聞くとこの校歌が耳の奧に聞こえてくる。
 今日も暖かで穏やかな正月だ。 

2009-01-02

日の出

 正月二日の日の出は6時53分(頃)と宿のフロントが教えてくれた。日常には水平線を離れる太陽を見る機会はないが、そこは正月のありがたさ、宿の窓からじっくり拝ませていただいた。
 この瞬間、海岸の遊歩道で日の出を見る人達の間から拍手が起こった。昇る日を見て力を感じるのは心身とも健康の証だろう。

2009-01-01

 恒例になりつつある正月温泉行で伊豆熱川へ。
 通された部屋の真ん前に伊豆大島が浮かぶ。いい眺めだ。泊まったホテルは満室だというが昨12月も後半になってからようやく予約が入り始めたのだとはフロントの話。一年の計は元旦にありだ、正月早々から忙しいのはうらやむべきことだろう。
 さて、我がマンション管理組合の今年を思えば地上デジタル放送受信対応工事、エレベーターリニューアル工事、建物耐震診断、水道管更新工事(計画)と重要な計画が続く。
 理事長を仰せつかって2年目の正念場、無事の竣工を積み重ねてゆきたい。