2008-04-30

エンブレム

 勤務先の隣のビルの改装工事が終わり随分キレイになった。出勤時に1階通路を時々通り抜けているが改装前には目立たなかったこのエンブレム、直径1メートルほどはあるがバブル期の名残か?
 ライトアップされて随分目立つようになった。

2008-04-29

MONTES ALPHA 2000

 チリワインにも本格的なのがあったなんて書くとチリワイン通に何を今更と怒られそうだ。正浩君が仙台から持参した"MONTES ALPHA Cabernet Sauvignon 2000"を一緒に堪能した。デカンタした方がいいだろうと食事が始まる30分ほど前に栓を抜いたがコルクを抜いた直後に上り立った豊かな香りに圧倒された。
 デカンターに移すときに見えた色はかなり進んだオレンジ色で、ボトルに残った澱からもしっかり熟成していることが見て取れた。渋みはさほど強くなかったが舌にはCabernet Sauvignonの骨太で濃厚な主張が残った。
 大人5人でワイン1本では足りるはずもなく、これも正浩君が持参した"Cotes Du Rhone Rasteau 2006"を開ける。さすがにCabernet Sauvignonの直後に呑むとおとなしい印象だが嫌みが無くバランスの良い糞転がしの1本だった。こちらはChileではなくBourgogne生まれ。

2008-04-28

Rodrigo y Gabriela

 最近よく聴く生ギターのデュオ「Rodrigo y Gabriela」。彼らは自分達の音楽をジャンル分けされるのを嫌っている。チョット聴くとフラメンコのようだがManitas de Plataと聴き比べるとフラメンコギターとは全く違うのが直ぐに分かる。ジャズギターでもないし、ロックギターとも違う。
 二人がはじき出すギターの音はまさしくオリジナル奏法による音だ。
 何度も聴いていると今はどうしているのかKeziah Jonesに通ずる音が混じっているような気がする。

2008-04-27

テープからCDに

 1970年代から80年代にかけてFM局がジャズコンサートを良く取りあげていた。我が家のテープラックには今もその放送をエア・チェックしたカセットテープが並んでいる。なかでも「モントルー・ジャズ・フェスティバル」は1975年から1979年まで揃っている。演奏者の中には故人になってしまったディジー・ガレスピー、オスカー・ピーターソ、ニールス・ペデルセンなどの名前も見える。
 そろそろ音をカセットテープからCDに移しておかないとなぁと思っていたところ、今年の2月にCR-70のコントロールボタンが利かなくなってしまった。メーカーに修理できるかどうか問い合わせたら現物を見ないと分からないという返事。それはそうだろう1985年に発売された機械だ。
 幸い機会は直って戻ってきた。後はAD-DAコンバーターだがこれは今月購入したPCM-D50のライン入力を利用すればいい。
 44kHz/16bitでテープからPCM-D50に取り込んだ音に曲の切れ目を入れる。後はそのままCDに焼くことができるバンドル・ソフトはトラックをマージする機能がない以外は使いやすいソフトだ。

2008-04-26

聖火リレー

 テレビのニュースは朝早くから長野市の北京五輪・聖火リレーの様子を流している。今回の騒ぎの対象になっている「聖火リレー」をWikimediaにあたってみると『1936年に開催されたベルリンオリンピックでナチスによって導入された』とある。
 「絶対の宣伝/草森紳一:著/番町書房:刊」は1978年から19791年にかけて刊行されたナチスのプロパガンダを扱った4巻本だが、その第4巻でオリンピックを扱っているので読み返してみた。
 草森紳一がここで書いているようにナチスはオリンピックというスペクタクルを政体のプロパガンダに利用して効果を上げたわけだが、スペクタクルを政体維持に利用したのはローマ時代(ここでは剣闘士の戦いだが)の歴代の皇帝達も同じだろう。
 長野市の聖火リレーは大きな混乱もなく終わったようだ。

2008-04-25

送別会

 新橋駅に近い銀座8丁目の銀座国際ホテルの「ザ・ワインバー」で呑み仲間の海野さんが5月に故郷に帰ることになったというので送別会。
 転職して間もない小島さんや都築くんの参加でその場の空気は一気に昨年暮れまで逆戻りしたみたいだ。
 二次会はこれも銀座8丁目の「東尋坊」。とにかく今夜のメンバーは皆よく呑むので最後までつきあおうとするとくたびれる。
 海野さん、さして遠くない故郷日立に帰っても今の素晴らしいキャラクターのままで押し通してください。落ち着いた頃、酒もって駆けつけます。

2008-04-24

NARU

 お茶の水の「NARU」にチンさんこと鈴木良雄のライブを聴きに行く予定だったが寝不足がたたったのか朝からの重い頭が一向に軽くならない。
 誘ってくれたグッチさんや鳥海さんには申し訳ないが今日はパスさせてもらおう。
 今夜のメンバーはベースのチンさんとフルートの井上信平さんがキーだが二人の演奏を聴いたのは一昨年4月だからもう2年も前だ。それだけに残念。

2008-04-23

The Venetian Hotel

 泊まったThe Venetian Macao-Resort-Hotelの三階はゴンドラが浮かぶ運河に縁取られた一大ショッピングモールで有名ブランド品を売る店が軒を並べている。
 ゴンドラリオがオールを動かしながら透き通るようなテノールでカンツォーネを聴かせてくれる。もちろんゴンドラに乗ることもできる。
 エアブラシで天井に描かれた空が本物のように見えるのは巧みに計算された照明の効果。もちろん日は暮れないのでウインドーショッピングに夢中になって気がつくと夜中の12時なんてことになる。
 ホテルの一階は迷子になりそうなくらい広いカジノで撮影禁止。野球帽はヒサシを後にして被らないと大勢いるセキュリティスタッフに注意される。天井の監視カメラで顔をチェックできないかららしい。
 ここはホテルの西玄関。

2008-04-22

MARGARET's CAFE e NATA

 MARGARET's CAFE e NATAは約翰四大馬路から余りキレイとは言えない路地を入った奧にある。何時行っても人だかりがしているので直ぐに分かる。
 最初にレジで代金を払ってレシート受け取り、ケーキが並べてある棚の脇に立っている小母さんに渡すと持って帰るのかここで食べるのか聞いてくれる。この店のエッグタルトはマカオでも有名で一人で何個も買ってゆく人がいる。
 デニッシュ類が美味しいのはこの店のパンが美味しいからだ。

2008-04-21

南湾湖とカジノ街

 マカオタワーから見下ろした西湾湖(左)と南湾湖(右)。南湾湖の奥に連なるビル群はカジノ街で夜は派手なイルミネーションに包まれた一郭になる。

2008-04-20

Ruins of St. Paul's

 初めての本格ポルトガル料理で夕食を楽しんだ後、マカオの世界遺産の一つRuins of St. Paul's(聖ポール天主堂跡)を尋ねた。手前のイエズス会記念広場の奧に焼け残った天主堂のファサードがライトアップされていた。

2008-04-19

東金キャンパス

 頼まれて東金まで行ってきた。行く先は城西国際大学。下車駅は求名。駅の周辺には何もない。学ぶにはいい環境のようだが実際はどうなのか知らない。
 メディア学部のパブリッシング・デザイン科で学生相手に簡単な、でも厳しい現実の話をしてきた。
 僅か1時間か1時間半のことだが目の前に座って話を聞く学生達がカワイイなと、こういう機会に出会う度に思う。

2008-04-18

日本橋

 日本橋三越で「東日本橋伝統工芸展」を見てきた。染織家の杵渕さんの作品「花茨」も入選している。
 展示作品はどれもレベル高い。当たり前だがいずれもプロフェッショナルの仕事だ。今日は強い風と雨で天気は良くないのに、会場は爽やかな空気に包まれている。作品を見て回るだけで気持ちが豊になった(会場は撮影禁止で残念だが映像がない)。
 伝統工芸展を見て外に出ると雨も小降りになっていた。見上げた首都高速道路の真ん中に「日本橋」のプレート。これでは何処が日本橋なのか分からない。日本橋の上から首都高を外そうという話があったがその後どうなったんだろう。橋の上から青空が見られるようになんだろうか?
 ソウルの清渓川の上を走っていた高速道路が撤去された例もあるのだから実現して欲しい。
 橋のたもとには雨に濡れて「日本国道路原標」の複製が飾ってあった。

2008-04-17

Suica

 使っているSuicaが頻繁に改札機でエラーを起こす。急いでいるときは却って面倒だ。
 昨日もゆりかもめを利用した時に引っかかったのでカードの交換ができるのか駅員に聞いてみたら、JRの駅で交換してくれるはずだと言う。
 馬橋駅改札口で事情を話しカードの交換を依頼した。対応した駅員は問題のカードをリーダーに載せてモニターの表示を見ながら「このカードは問題ないですよ、交換する必要はないです。」「何度も改札機で引っかかっているんですが…」と説明しても聞く耳持たず。あげくに「今度エラーを起こしたときに申し出てください。」でかたづけられた。
 駅員氏の顔が余計な仕事はしたくないと言っているように見えて仕方がなかった。決して若くない駅員氏だったが、失礼ながら国鉄時代の生き残りのようにも見えてしまった。
 そろそろJRの定期券をSuica定期券にしようかなと思っていたのだがしばらく様子を見ることにしよう。

2008-04-16

アイマスク

 新素材のブラジャー?ではない冷蔵庫で冷やして(あるいはお湯で暖めて)おいて疲れた目に当てるアイマスクだ。東京ビッグサイトで開催されている「Display 2008」の会場でもらってきた。
 この展示会は年々規模が大きくなっている。会場を回るとディスプレイモニター業界の裾野が想像以上に広いことが分かる。
 松下電器のブースに出品されていた「150v型プラズマディスプレイ」には世界最大とラベルが付いていた。近寄るとさすがに大きい。このディスプレイは周囲を暗くして展示してあったが周囲が明るいと鮮明に見えないのかな?

2008-04-15

ネット・ショップ

 本郷三丁目まで打ち合わせで出かけたついでに価格.comPCM-D50に最低価格を付けている店の一軒が地下鉄の駅に近かったので覗いて見た。価格.comのページに店頭引き取りも可と書いてあったのだ。行ってみると果たしてここで売ってるの?っていう店構え。
 店内に入って話を聞いてみた。かつては写真屋(DPE)だったそうだ。時代の流れで商売にならなくなりネット販売を始めたが、今はそちらがメインの商売でおかげで潰れずにすんでいるという。
 店内には大きな段ボールが積み上げてあるばかりで全く商品が陳列されていない。それでも対応はとても親切でネットで見たと言って店を見に来る人も多いですよと言われてしまった。店の名前は新光社。ウエブ・サイトは怪しげだがここで買ってもいいかな。

2008-04-14

四季樹木図

 Biz Towerができて赤坂サカスのオープンしTBS放送センターも上から下まで見えるようになった。なるほどBig Hatとつけたニックネームどおりだ。
 千代田線赤坂駅TBS側改札口前のSacas Frontにエスカレーターに沿って滝の日本画で知られた千住博の手になる「四季樹木図」を見ることができる。
 絵は分割されて陶板に焼き付けられ大きな壁面を飾っている。

2008-04-13

ノーカントリー

 評判の映画「ノーカントリー(No Country for Old Man)」を見てきた。主人公は、悪玉は、話の結末は…と何かを期待して見ていると最後の20分くらいで監督に裏切られる。
 全編を通じてJavier Bardem(ハビエル・バルデム)が演じる殺し屋の印象が圧倒的で、ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン兄弟の監督がスクリーンを通じて投げて寄こしたものは重い。
 その重いメッセージを受け止めかねてシートから立てずにいると館内が明るくなり始めた。

2008-04-12

霞ヶ浦周辺

 随分暖かくなってきた。一年ぶりに霞ヶ浦歩崎を目指す。国道6号線を離れてJR土浦駅の東側に回り土浦港を過ぎて霞ヶ浦浄化センターの前まで来ると「うなぎ山中」の小さな立て看板に気づいた。ここを通る度に気になっていた看板だ。
 看板に従って右折、浄化センター横の細い道に入る。道はすぐに未舗装になり左側に収穫も終わり水面が光るばかりのレンコン畑が続く。
 少し心細くなってきたところで最初に見た看板と同じような看板が行く先を示している。立て看板に導かれて無事店にたどり着くことができた。
 立て看板はどれも小さいのでボケッと走っていると見落としてしまい店までたどり着けないだろう。
 バイクを店の前に止めて中を覗くと張り出した屋根の下にテーブルが並んでいる。さらに奧の藁葺き屋根の下から「いらっしゃいませ」の声がする。
 昼には未だだいぶん早いが(11時になったばかりだった)じきに用意できるというので案内されるまま店の中に入りテーブルに着いた。
 店内は小さな座敷とテーブル席が四つしかない。分かりにくい立地といい気取らない店構えといい地元の人が相手のうなぎ屋のようだ。
 土浦港の近くにある運動公園野球場で高校野球の県大会が開催されているそうで、昼からは混んでくるだろうと近所のおばちゃんのような店員さんがお茶を入れながら教えてくれた。
 「上と特上しかないけどいいですか」とい言うので「うな重(上)」を注文した。¥1,500円(消費税込み)。身はシッカリ気味でタレは気持ち甘いがこれもありか。小鉢の酢バスが思いの外いい。肝吸いが塩辛いのはこの一杯だけと思いたい。
 少しノンビリと食休みをしてから歩崎公園まで湖岸沿いの道を走る。湖面を渡ってくる風ももう冷たくない。湖岸には釣り糸をたれる人がずらりと並びボートを出す人もいる。
 帰りに回った阿見飛行場の近くまで来ると菜の花が一面に咲いていた。菜の花畑の奧にうっすらと見えるのは筑波山。

2008-04-11

伊藤みちよ個展 異IMA間

 ギャラリーオカベで「伊藤みちよ個展 異IMA間」が開催されている(4月12日まで)。柔らかいフォルムと淡い彩色で木彫のように見えたが作家の伊藤さんに聞いたら全て陶器だとのこと。どの作品も作家本人のようにフェミニンだ。
「異間」
 「空の変わり目」
 伊藤さんとプロデューサーの風戸さん。

2008-04-10

飯処やまちゃん

 エスプラナード赤坂通で500円ランチを見つけた。主菜は鯖の塩焼き、豚肉の生姜焼き、鯵フライの盛り合わせから一品。これに冷や奴と小鉢、ご飯とみそ汁がつく。このメニューなら大きく外れることはない。
 料理は作り置きではなく注文がはいってから揚げたり焼いたりしている。みそ汁もインスタントではない。スタッフも清潔で気持ちがいい。
 店内は小父さんグループと一人で来ている若いOLで一杯だ。

2008-04-09

ウオッカ

 最近はずっとウオッカをストレート飲んでいる。他意はない。他に飲む酒が無くなってもらい物の洒落た瓶に入ったウオッカに手を伸ばしただけのことだ。
 飲み始めた頃は味も素っ気もない酒だと思ったがそろそろ残りがわずかになってきたこの頃、味も素っ気もあることが分かってきた。
 生温かい晩は呑んでいてもしっくり来ない。湿気っぽい夜に呑んでもトゲトゲしているだけだ。調子に乗って度を超すと頭にキンッとくる。手持ちのレコードやCDの中からはウオッカに合う音楽を見つけることができずにいる。
 ウオッカをストレートで美味しく楽しく呑むのは難しい、ということが分かったのだ。

2008-04-08

烏の一団

 この時期に外に出ると街でも電車の中でも黒いビジネスバッグを抱えた黒っぽいスーツ姿の若い一群に好く出会う。さながら烏の一団だ。男子の一団も女子の一団もある。時には男女混成の大集団のこともある。
 就職活動ファッションがそのまま新入社員ファッションになってるのだろうか?
 彼らの外見は没個性集団そのもので新鮮な若い勢いを感じることができないが、何時からこんな風俗を見るようになったのだろう?
 自分が最初に用意したスーツは確かに紺色だった。自分が新入社員だったときに集団で街を歩いただろうか?あまりにも古いことなので思い出せない。
 派手にすることはないがもう少し若者一人一人(男子も女子も)の顔が見えるファッションても良いと思う。今の新入社員にはそんなことも許されないのだろうか?

2008-04-07

PCM-D50

 未だに買おうか買うまいか迷っているデジタル・リニア・レコーダーのPCM-D50。初代のD1は高すぎて買う気にならなかったが二代目のD50は価格もこなれてスペックは初代と比べても遜色ない。むしろ使いやすくなっているようだ。
 見た目もご覧のようにかつてのソニーらしさが横溢しているデザインで購買意欲をそそっている。
 迷っている一番の理由は1980年代に購入したWM-D6C WALKMAN Pro(ステレオ・カセット・テープレコーダー)をそれほど熱心に使ってこなかったことだが、デジタル・リニア・レコーダーなら使い勝手も良さそうだし購入は時間の問題かな…、と自分で自分の背中を押している。

2008-04-06

角 文平 展

 水産センターからバイクで5分ほど走ると「メタル・アート・ミュージアム」だ。「角 文平展」が開催されている(4月13日まで)。下の作品は「砂の城」。
 手前が造化を使ったインスタレーション「ミステリーサークル」、土手の上にあるのが「山」。

トリンバ

 欲しいものがあったので酒々井の「飯沼本家まがり家」まで一っ走り。帰りに山田橋のたもとにある「トリンバ」に寄ってみた。
 今日は絶好のトレーニング日和と言うことか、コースではトライアルバイクが何台も軽い弾けるようなエンジン音を響かせていた。
 少し早めのランチはこの辺りに来たらお決まりの印旛沼漁業協同組合「レストラン水産センター」で。注文はこれも迷った末にお決まりのうな重にした。ナマズの定食もいいのだがメニューを見ながらあれこれ考えている内にどうしても蒲焼きの匂いに負けてしまう。
 食後は水産センターの裏手にある印旛沼の畔を歩いてみた。沼の水質改善を目指して絶滅してしまった植生の復活や水際の環境改善などが試験的に行われているのを見ることができる。
 それにしても冬季用ライナーを外してはいるいがライダージャケット着て歩いていると汗ばんでくるくらい日差しが強くなっている。

2008-04-05

唐園

 目黒の「唐園」は居心地がいい。ランチでものんびり食事ができる。伝統的な上海料理があって文句なく美味い。
 たまに上海に帰るがもう伝統的な上海料理をレストランで食べることができなくなってしまったと店長の陳[青+気](Chen Tian)さん。「レストランで出される料理はかつての家庭料理をちょっとオシャレにしただけみたいでつまらないよ。伝統的な上海料理は自分達で材料を買い込んで家で作らないと食べるのが難しくなってきたし、作り方を知っている人もどんどん少なくなっている。それに上海語を話せる若い人もどんどん減っているのが寂しいね~。」と上海文化の行く末を案じていた。
 朱家角(Zhujiajiao)で食べたカエルが美味しかったと話を向けると、「うん、あれは美味しいね」とうなずきながら南濤(Nantao)に行ってみるといい、未だ朱家角や周庄(Zhouzhuang)のように観光地化していないのでもっと趣があるよと教えてくれた。

2008-04-04

散り始めた花

 滅多に行くことのない馬橋駅西口。ロータリー横の小さな公園では花を愛でるベンチの人達が散り始めた桜に名残惜しそうだった。
 今から34年前の1974年の夏に馬橋駅西口周辺で起きた「連続婦女暴行殺人事件」は複雑な事件だった。
 犯人逮捕が一転冤罪事件に発展。17年後の1991に被告は無罪釈放になった。ところが1996年に同一人物による複数の殺人事件が発覚し有罪が確定すると、あの「連続婦女暴行殺人事件」も彼の犯行だったのではないかとの憶測が流れたが結局こちらは迷宮入りとなったまま。

2008-04-03

Jam@キンのツボ

 仕事を終えてから用賀「キンのツボ」に沢田さんの新しいユニット「Jam」によるライブ演奏を聴きに行ってきた。
 「キンのツボ」入り口に下がる赤提灯には「やきとり」と「ジャズ」の不釣り合いな文字が仲良く並ぶ。
 このグループ、これからどのように熟成してゆくのだろうか楽しみだ。
 メンバーは元岡一秀(Piano)、沢田治行(Frugal Horne/Trumpet)、太田朱美(Flute/Alto Flute/Piccolo)、Forris L. Fulford, Jr.(Drams)、花輪春比古(Bass)。
 ドラムスのForris L. Fulford, Jr.さんがヴォーカルで"The Very Thought Of You"を披露してくれた。セッションが終わって『ドラムスよりボーカルの方が良かったですね。』と声をかけたら『アハ、ソウデスカ。』とかわされてしまった。
 途中から沢田さんの一番弟子、金子雄生くんも加わっていよいよ演奏は熱くなって行く。
 最後に女性ヴォーカルが飛び入り参加で素敵な"Jam"漬けの一夜になった。"Amazing Grace"を唄ってくれたショウジ サキ・ユウキ姉妹(?)。
 "Root 66"を披露してくれたキンのツボのスタッフ嬢。

2008-04-02

枝群

 神田美土代町交差点際にあるコンビニエンス・ストアの店内で見つけた「鯖味噌弁当」の手作りポスターに『ごはんとの枝群の相性…』とある。なんだか読みにくいなと思ったら『抜群』が『枝群』になってる。せっかくの手書きなのに。

2008-04-01

北京の新幹線

 やっぱり2月に見た新幹線は幻じゃなかったんだ。北京駅のホームで在来線と並んで停車する中国新幹線「和諧号」。新幹線の直ぐ隣に在来線が並んで停車しているというのは日本では見られない光景だが、中国では新幹線と在来線とが同じ軌道サイズ故のことだろう。
 それにしても和諧号(調和号)とは当然北京オリンピックを意識した命名なのだろうが、チベット問題を抱えたこの時期に何とも象徴的な名前だ。
 于くんが先週北京に行ったときに幻だった中国新幹線の写真を撮ってきてくれた。エイプリルフールではない、念のため。