2007-10-26

新匠工芸会展

 東京都美術館で開催されている新匠工芸会展でBillの作品「大地の歌」を見る。
高松市で作陶活動を続ける彼の新作はウェッブサイトでしか見ることができないので、彼が送ってくれる招待状のおかげで最新作に出会うことができる。
 会場に設けられた新匠工芸会展事務局に作品の撮影許可をもらいにいって染織家の杵渕由美子さんにお会いする。初対面だったが彼女の雰囲気からあてずっぽうで「染色をしておられるのですか?」と訪ねるとピンポーンだった。
 藍形染の基礎的なことを教えていただいて彼女の出展作品「衝羽根朝顔」まで案内していただいた。写真の右下は朝顔のパターンが分かるようにと作品の一部を拡大してみた。
 東京都美術館を後に芸大前を抜けて、霧雨の重い空気にギンナンの匂いが絡む道を根津まで下って帰途につく。
言問通りを谷中一丁目まで来るとこぢんまりしているがキリッとした佇まいの「一乗寺」が目を引く。この寺には東京都の旧跡指定を受けた江戸中期の儒者太田錦城の墓がある。公開されているわけではないが中庭もなかなかのモノらしい。

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