2009-02-14

旧土浦中学校本館

 国道354号が125号と名前が変わり緩やかな坂を登り切ると直ぐに信号「土浦一高前」がある。信号で125号線の上り車線を横切って「旧土浦中学校本館」入り口に乗り入れると奧に巨大な楠とその前に可憐ともいえる木造洋風建築物が建っている。旧土浦中学校本館の奧に敷地続きで土浦中学校の後身となる土浦一高がある。
 「旧土浦中学校本館」は駒杵勤治25歳の設計によるもので、明治時代の木造洋風建築物として国の重要文化財に指定されている。駒杵勤治はニコライ堂や鹿鳴館を設計した辰野金吾に師事したというが25歳の建築家に公共建築物の設計を任せた当時の県政を想像できない。
 正面玄関でブーツを脱いでスリッパに履き替え館内を見せていただいた。中に入って気づいたのだがこの校舎、平屋建てだ。廊下は狭いが天井が恐ろしく高い。
 教室に並ぶ机と椅子は再現されたもので机と椅子が一体になっている。ここには一種類の大きさしか並んでいないが生徒の体格に合わせて三種類の大きさがあったそうだ。
 さらに奧の教室には物理の時間に使用された機材が陳列されている。その中に1981年シャープ製パーソナルコンピューター「MZ 278000」(右)と1966年日立製のアナログコンピューター「WAC-3030」が並んでいた。
 こちらは一時期の日本のパソコン市場を独占した日本電気製「PC-9801」だが写真からは型番までは分からない。2装の5インチフロッピードライブも2台並んでいた。
 ガラスケースの中にはタイガー計算機といつ頃精算されたのかは分からないがキヤノン製電子卓上計算機「Canola SX350」が並んでいる。
 窓際に並ぶのはインクの匂いがしてきそうな謄写版印刷機と、その隣が和文タイプライター。
 帰り際に受け付けをしている土浦一高同窓生氏に『毎日受付をしているんですか?』と尋ねると『館内の公開は毎月第二土曜日だけなので同窓会員で順にやってます』という返事。
 何も知らずにやってきたが今日は第二土曜日だった。