上手くゆかない就職活動、進まない卒業制作、忙しいアルバイトと彼らの悩みを聞いてきたが、今はそれぞれの職場も決まり卒展を経て卒業を待つ彼らの笑顔は自分の生徒でなくても嬉しい。
展示されていた作品はどれも物理的な完成度が高くて驚いた。パソコンとアプリケーションソフトウエア、出力センターの機器を利用した成果だろう。自分がグラフィックデザインを学んでいる頃には想像できなかったことだ。
展示された作品の中にはコンセプトが曖昧だったりテーマの掘り下げが足りなかったりというものも見られ、仕上がり程度が高い分、中身の薄さが現れているものもあった。
