松本タイポグラフィセミナー第九回のテーマは「和文書体を見る眼」。
講師は雪朱里さん(著述業)と山田和寛さん(デザイナー)、聞き手は室賀清徳さん(編集者)、会場は上土劇場。
雪朱里さんは「引き継がれてきたもの:書体と人とその時代」と題して『私たちの思考、生活、文化を支えてくれている、ごく当たり前のように身のまわりにある「文字」を作ってきた人々』に焦点を当て、文字作りを受け継いできた人たちの人物像を語ってくれた。
山田和寛さんは「部分と全体」というタイトルで『ヴィジュアルコミュニケーションデザインを行ううえで避けて通れないのが「文字」で、彼がどのように文字を学び、描き、使い、読み、装丁やグラフィックデザインの仕事、海外デザイナーとの協働、教育現場での実践なども交えて語ってくれた。
聴き手の室賀清徳さん、時々、講師に遠慮のない質問を投げかけて、お二人の話をさらに深いものにしてくれた。
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