2006-08-27

交通事故

 細く開けてあるドアの外、水戸街道の方からズシャンという鈍い音とともにブィーンという音が鳴りっ放しになった。15分経っても鳴り止まない。あちこちでドアが開き人の声がし始めた。交通事故だ。外に出て渡り廊下から水戸街道を見下ろすと小型のワンボックスカーが住居建物の入口に架かっている短い橋まで飛び込んで、隣の空き地に駐車してあるトラックにぶつかって停まっている。エンジンルームが潰れ運転席側のドアは大きくひしゃげている。もう一台のバンが橋から5mほど柏よりの下り車線の真ん中で進行方向とは逆向きに停まっている。
 そのうちにパトカー、救急車がやってきた。最近の交通事故には消防車もやってくるようだ。小型ワンボックスカーを運転していた人は右手の指3本をハンドルとダッシュボードに挟まれて潰したようだ。
 1階まで降りて様子を聞いてみるとワンボックスカーがUターンをしようといているところにバンがぶつかったらしい。ここに越してきた頃は交通事故が多い地点だったが、最近は事故がなくていいなと思っていた矢先の事故だった。
 結局ブィーンは事故処理が終わってレッカー車が牽引してゆくまで鳴り続けていた。静かになったのはズシャンという音を聞いてから1時間ほどが過ぎた午前9時を過ぎていた。

0 件のコメント:

コメントを投稿