2010-07-25

ものづくりってなに?

 「麺屋 筑波」で腹拵えもできた。
 「ラヂオつくば公開収録!at FPGA-CAFE」の会場に戻るがドアには"C·L·O·S·E·D"の札が掛かったまま。ガラスを透かして中を覗くと開場準備中のようだったが井上さんが気付いてドアを開けてくれた。
 「ラジオつくばの公開収録」に先立って村井さんのiPhoneによる演奏(パフォーマンス)が行われた。
 村井さんの演奏は2年前に彼の存在を知ってからずっと聴いてみたいと思っていたのだが、やっと今日それが実現した。
 1960年代の中頃(何時だったか忘れてしまった)、日比谷周辺のギャラリー(何処だったか忘れてしまった)で開かれた「トランジスターの不良品が出す音を聞く(どんなタイトルだったか忘れてしまった)」というのに参加したことがある。トランジスターに増幅器とスピーカーを接続して、トランジスターが発生するノイズを聞いたのだ。大変面白い企画だった。
 村井さんのプロフィールを見て、そのパフォーマンスが嘗ての体験に繋がっているのではないかと思っていたがそれ以上だった。
 ▼村井啓哲パフォーマンス
acsinoise (accelerometer + sine wave + noise)
iPhoneアプリJasuto Pro Modular Synthesizerと内蔵加速度センサーからの信号を利用して、 本体の傾きに対しカオス的反応を示す音響生成システムを構成し、それを任意に操作することで多様な「音の景色」を導き出す。(「takako.tさんの日記」より)。
 パフォーマンスの一部を"YouTube"にアップしてある。
 FPGA-CAFEのオーナー平藤さんは筑波大フィールドインフォマティクス教授、店長の相部さんはシステム情報工学の工学博士というとんでもない店だった。
 店内はカフェと言うには程遠く研究室と言った趣だ。
 およそ一時間にわたる村井さんのパフォーマンスの後、いよいよ「ラヂオつくば公開収録!at FPGA-CAFE」が始まった。
 テーマは「ものづくりってなに?」。司会と掻き回し役が井上さん、出席者は相部範之、平藤雅之、松本真朋、三中信宏、村井啓哲の各氏。松本さんは里山建築研究所研究員、三中さんは東京大学農学生命科学教授。
 会場で即売されていた三中さんの著書「分類思考の世界」と「系統樹思考の世界」が「二割引 + 著者のサイン」で販売されていたので二冊とも衝動買いしてしまった。

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