お洒落な店が建ち並ぶ神楽坂は地図には早稲田通りと記されている。


出演者はブックデザイナーの平野甲賀さんと日下潤一さん。
平野さんが晶文社で行ってきたブックデザインの数々を、その時代背景とともに語るという企画で、聞き手はもちろんこれもブックデザイナーの日下さん。
冒頭、劇団・黒テントの俳優・斉藤晴彦さんが平野さんの著書「僕の描き文字」(みすず書房)から数ページずつを抜き出して朗読した。
プログラムにはなかったこの朗読の仕掛け人は日下さん。

ブックデザイナーである日下さんならではのインタビューが、一つ一つの作品が何故そのようなデザインになったのか、それぞれの時代背景や裏話もからめて平野さんから引き出して行く。

朗読された本は津野海太郎著「平野甲賀とともに」(本の雑誌社)。平野さんと晶文社の出会いの部分が紹介された。
後半は斉藤さんも交えてブックデザインから芝居のポスターと芝居の話に移る。圧巻は「喜劇 阿部定」のポスターが紹介されたときで平野さん、斉藤さん、日下さんの語りが熱くなった瞬間だ。

この日も120人席の会場は用意された補助席も含めて満席だった。

0 件のコメント:
コメントを投稿