2016-04-16

吉高の板石塔婆

吉高の大桜側から細い道を辿ってもなかなか見つからなかった吉高の板石塔婆、今日は丘陵の下から捜してみる。
今は閉館したままになっているメタル・アート・ミュージアムの手前にある迎福寺(こうふくじ)横の細い道を上る。
小さな石段の上に立つ白い道標に「板石塔婆」とあるのが見つかった。前はこの道を反対方向から下ってきたのでこの石段と道標を見落としてしまった。



石段の上の木立の中に小さな小屋が見える。



板石塔婆(羽黒十三仏種子板碑)
南北朝後期のもので、高さ117センチメートル、材質は黒雲母片岩である。上部に釈迦三尊と阿弥陀三尊、下部に七仏の種子を配置している。その下に銘文があり、永和4年(1378)に道妙と妙一という夫婦が逆修供養のため造立したものと伝える。全国的にも貴重な板碑である。



小屋の格子から中を覗いても暗くて何があるか見えなかったが、写真には黒い板碑がしっかり写っていた。

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