2020-11-13

シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!

駆け出しで売れない劇作家のエドモン・ロスタン(トマ・ソリヴェレス)は、友人が見初めた劇場の衣装係ジャンヌ(リュシー・ブジュナー)との身代わり文通で得たヒントを元に演劇史に残る作品を書き上げる。
エドモンは妻(アリス・ドゥ・ランクザン)からジャンヌとの文通をなじられ、裁判所から劇場を退去するよう求められ、主演女優マリア・レゴー(マティルド・セニエ)のわがままをなだめながら、未完の台本を書き続け初演で大成功を収める。
1897年に初演された「シラノ・ド・ベルジュラック」のドタバタ成功秘話はテンポ好く進んでゆく。劇場を追い出される状況になったときに、マリア・レゴーが叫んだ『役者が権力に立ち向かわなくてどうする!』の一言が印象的だった。

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