埼玉県大利根町にある読売大利根滑空場で開催された学生航空連盟主催の『平成19年度 滑空技能競技会』を見学した。競技開始から終了まで強い風が吹く中での競技会だった。滑空の実技と筆記の総合得点で競技が実施された。競技会本部の横では滑空実技の間を縫って筆記試験が行われていた。
滑空場に飾られた優勝カップと入賞者に贈られる盾。
競技は学生の部、社会人の部の二部で実施された。競技に利用されたのは複座のJA2130 "ASK13"。鉄橋の右奥に見える山は筑波山。
滑空場の西端でひたすら競技機を牽引し続けるドイツ・トースト社製2連ウインチ車。競技者や競技会関係者が大勢いる本部周辺とは異なりウインチ車の周りには誰もいない。
競技終了後、主催者の好意で私も久野浩樹教官が操縦する競技機で体験飛行。ウインチで引かれたのはこれが2度目。大利根に拡がる田に湛えられた水が午後の日差しをはね返す。どの田も既に田植えは終わっているようだ。
協議会の結果は以下の通り。
【学生の部】
優勝:松井 基就くん
二位:岩橋 実くん
三位:宇田川朋代さん
【社会人の部】
優勝:冨永政幸さん(社会人の部は優勝者だけが表彰された)
学生の部で三位に入賞した宇田川さん。
全てのプログラムを無事終了し競技機の前に並んだ競技参加者と運営に当たった学生航空連盟の役員諸氏およびOBの皆さん。