ウインチのトースターが蘇って活躍しているのを見たくて栗橋の読売大利根滑空場に行ってみた。
土手を越えてランウエイに下りてゆく。遠目からの外観は元のままで変わっていないようだ。近づくと聞こえてきたリズムの良い締まったエンジン音がウインチを廻していた。

スムーズな牽引であっと言う間に空に舞う機体はこの直後に高度1,400ft (426.7m)でワイヤーから離脱。12月だというのに暖かい日差しの中に飛び出していった。
ウインチを離れてピスト車のある本部前に行ってみるとランウエイ横に鮮やかな赤い機体
Ka8Bが駐機している。機体の赤に純白の翼は素朴な形とあいまってグライダー門外漢にも可愛らしく見える。

Ka8Bの側では今年9月に
Paul Tissandier Diplomaを受賞した佐藤さんが若いソアリストに機体のメンテナンスについて丁寧に指導しているところだった。