2009-07-07

むれ

 全労済ホールのスペース・ゼロK's Galleryの手になる"Zero-K"が7月16日(木)まで開催されている。
 大塚麻由さん(ガラス)、松永聖士さん(木)、柳早苗さん(石)、吉野祥太郎さん(鉄)、吉本朋彦さん(紙)達若い彫刻家の5人展になっている。
 写真は今年4月の「国展83」で「損保ジャパン美術財団奨励賞」を受賞した柳早苗さんの作品「むれ」。
 作品の破断面がインコの鮮やか色に塗られているが、今回初めて作品に彩色してみたと柳さん。そして実はこの作品、形が完成してから割ったのではなく素材の時に既に割れていたのだそうだ。さらに割れた石塊のそれぞれに形を与えてできあがったのがこの「むれ」なのだと説明してくれた。