主人公・国岡鐵造は日本の主燃料が石炭だった時代に石油の将来性を見抜いて石油販売業を始め、新たな販路を求め船で域外の漁船に石油を売ることを思いつく。

さらに海外市場にも手を広げ寒冷地でも凝らない潤滑油で石油メジャーが牛耳っていた満州鉄道に食い込んでゆく。

石油メジャーの圧力で原油取引の途を建たれた鐵造は自前のタンカー「日承丸」で、当時イギリスが進駐して原油生産を仕切っていたイランで原油を買い付ける。その帰路、イギリスの艦船から威嚇されるが船長の胆力でこれを乗り切る。

国岡鐵造のモデルは出光興産創業者の出光佐三、イギリスに敵対して原油をイランから買い付ける「日彰丸事件」もこの映画のモデルになっている。百田尚樹の同題著作が原作。

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