東西冷戦下の1960年代初頭、アメリカとソ連は熾烈な宇宙開発競争を繰り広げる。
アメリカは人工衛星でも有人宇宙飛行でもソ連に先を越されてしまい、NASAは計算係として優秀な黒人女性を募集する。
多数の計算係と共に採用されたキャサリン・G・ジョンソン(タジラ・P・ヘンソン)、ドロシー・ヴォーン(オクタビア・スペンサー)、メアリー・ジャクソン(ジャネール・モネイ)の三人は、当時まだ色濃く残っていた人種差別に直面する。
やがてその実力を認められたキャサリンは白人男性しかいないNASAの宇宙特別研究本部で中心的な役割を担うようになる。
計算係頼りだった複雑な計算や解析を担うために、NASAが採用したメインフレーム"IBM 7090"はドロシーが関わるまではまともに動かない。
1962年、職場を離れていたキャサリンの頭脳でNASAは宇宙飛行士ジョン・グレンを乗せた人工衛星の打ち上げに成功する。
見終わって、原題の "Hidden Figures" の意味がよく分かった。
時代の最先端を行く科学者や技術者の集団NASAに、厳然と人種差別があったことに驚くが、それもアメリカの一部。
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