大統領がリチャード・ニクソンだった1970年代、トランスワールド航空の腕利きのパイロット、バリー・シールはその腕を買われてCIAにスカウトされる。
バリー・シールがCIAから依頼された仕事は、ニカラグアに跋扈する共産勢力基地の写真を撮ることだった。
やがてメデジン・カルテルと関わりをもつようになり、かれらのコカインを密輸する仕事にも手を染める。
さらにCIAからは武器の輸送まで依頼され、麻薬、武器、マネー・ロンダリングでうんざりするほどの現金を手にする。
物語の最終盤で流れてくるGeorge HarrisonのWah-Wah、そのタイミングと選曲が秀逸。
実話に基づく作品だと言うが、今も昔も『祖国米国のため』をお題目に、CIAやホワイト・ハウスが個人に法を犯させるハチャメチャな米国の一面を描いている。
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