2021-11-13

大巖院・四面石塔

館山市大網の大巖院は浄土宗の寺で開祖は雄誉霊巌上人、1603(慶長8)年の建立。国道410号線の下真倉北交差点近くに建つ、訪れる人の少ない寺だ。
安房における浄土宗の触頭(幕府の寺社奉行から出された命令を伝達する寺院)だったという。写真は境内と本堂。
山門を入ってすぐ左手に、1624(元和10)年の霊巌上人が建立したと伝わる四面石塔がある。石塔の四面にはそれぞれ漢字・梵字・篆字・訓民正音で「南無阿弥陀仏」と刻まれている。
訓民正音は朝鮮王朝第四代・世宗王によって公布された文字で、現在のハングルの元になった文字。今日はこの四面石塔が見たくて走ってきた。

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